出版社内容情報
創作読み物 3年生~
エラババ先生は洋服の研究家。ある日、一枚着ると一歳若くなれる不思議な服を発明します。84歳から8歳に若返ったエラババ先生がくりひろげる楽しいいたずらの数々! 思わず笑ってしまうことまちがいなしです。
路傍の石幼少年文学賞受賞(1996年)、’96出会いの本57冊、全国学校図書館協議会選定図書、SLBC選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
62
【高楼方子。11月の扉を開けよ読書会 】皆さまのおすすめ。少女の気持ちをもつ、いたずらっこなおばあさん。なんてチャーミング!エラちゃんのいたずらのアイディアはピカイチやし、ヒョコちゃんの支えもキラリと光ってた。いけすけない人たちに、ぎゃふんとさせて私もスッキリしました。特に「はらっぱ会館」の取り壊しを回避させる方法はめっちゃ大変そうでしたが(なんせガメテラ氏に55枚もの着せ替え!!)彼も人形劇の良さにも気づけて一件落着。最後のヒョコルさんがスキップして帰るシーンはすごく好き。心が弾む一冊でした。 2018/11/10
紅香@新刊購入まで積読消化あと1冊⭐︎
37
わあ(≧∇≦)♡いたずらおばあさんって何?って思ってたら、なーるほど!みなさんの言ってた通り、期待を裏切らない面白さ。ますます高楼さんに興味津々。どこからこんな発想がと言うくらいエラババ先生ことエラちゃんの名案が面白い!二人ともかわいい❤️児童文学という枠を超えて、たまには大人も是非読むべき一冊。なんだかすべてを取り払って自由になれた気がした。読んでた時、確かに身軽な子供にかえってた。とにかく痛快!2018/10/28
chiaki
34
洋服研究家であるエラババ先生が、長年研究に研究を重ねて作り出したのが、着れば着るほど若返る服!!弟子に迎えたヒョコルさんと2人、この服を着て8歳にまで若返る!子どもの姿となった2人が繰り広げるのはいたずらであるのだけれど、これがまた、けしからん大人たちに与えられるもので愉快痛快スカッとします!!特に、ご婦人グループのお話と、はらっぱ会館を取り戻すお話が好きでした。私もこんな服着たいな〰️。はやく3、4年生の子におすすめしたいです。2020/04/20
anne@灯れ松明の火
34
テーマコーナーで。高楼さんのおばあさん物は面白いので、即借り! まず、ネーミングから愉快。エラババ先生とヒョコルさん。こんな名前、思いつく人、他にいる?(笑) 洋服研究家のエラババ先生が発明した不思議な服を着たふたりは、8歳のエラちゃんとヒョコちゃんに! ふたりのいたずらの痛快さに、頬が緩みっぱなし♪ テーマコーナーのテーマはなんだった?と図書館通信を確認したら、「トリック オア トリート!」。ふたりは魔女ってこと?(笑) 「高楼方子。11月の扉を開けよ読書会」にて。2018/11/01
花林糖
27
【高楼方子。十一月の扉を開けよ読書会】 悪戯好きなおばあさんてどんななのか?と思っていたら、とても可愛くスッキリする悪戯でした。こんなおばあさんいいですね。最後の二人がとても素敵で可愛いです。高楼さんの想像力素晴らしい。 2018/12/02