内容説明
路上で誘拐された女は、ばらばら死体で帰ってきた…。傑作ハードボイルド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
6
麻薬ディーラー、キーナンの妻が誘拐された。そしてその後彼女は無惨な姿で戻ってきた。調査の依頼を受けたスカダーは、過去の似た手口の殺人事件を調べだし、数少ない情報から犯人たちに徐々に近づいていく...。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞を受賞した「倒錯の舞踏」に次ぐシリーズ第10作。初めて読んだ時は猟奇的であまり良い印象は残ってなかった。しかし久々の再読で読後、所謂"倒錯三部作"の中でも最もストーリーの面白さやキャラの魅力が感じられた。ラスト、キーナンが殺人犯に下す"外科手術"がスゴ過ぎる。 2021/09/26
yi120
3
序盤から陰惨、卑劣な事件の調査に乗り出すスカダー、後のクーリーの復讐も凄まじいが。しかしサブキャラが少し緩めてくれる、TJとハッカーコンビ、良い仕事をしている。エレインともステップアップかな。相手の影が見えない中で徐々に近づいて行く様が無理がなくて読み進めてしまう。刑事にさりげなく聞き込む辺りはさすが元刑事。アルコールの問題も落ち着いていそうでなにより(笑)ピーターの最後は残念。 2022/05/09
moe
2
マット・スカダー・シリーズ第10作。 映画「誘拐の掟」を観たので再読。2017/12/17
光太郎
0
まあまあ2022/08/11