- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
死にゆく人が死を受けいれるために発した最後のメッセージ。どうしたらわたしたちはそれを理解し、悲しみのなかに救いを得ることができるか？死の現場から感動のドキュメント。
目次
序章 「そろそろ列にならぶ時間だわ」
１ 臨死意識とは（最後のメッセージ；安らぎのホスピス；告知のあとに）
２ 死に臨んで体験すること（「地図はどこ」；「出発の用意をしている」；「わたしはひとりじゃない」；「わたしの行くところが見える」；「日曜の正午までに試合終了」）
３ 安らかに死ぬために（「公園に行かなきゃ」；「あの子を連れてきて」；「身動きが取れない」；言葉によらないメッセージ；「じつにあざやかな夢を見たよ」；「日曜日にお葬式をすれば…」；見送る者たちへ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimm
3
米国のホスピスのベテラン看護師である2人による、末期患者が臨死意識ー人間の人生最後の体験ーを形成していく様々な過程を語る一冊。日本だとスピリチュアルや不思議体験として別ジャンルに語られそうだなぁ。そうすると、希望もくみ取られず、残された人も苦悩するなぁとか思ってしまったり。宗教観もあり、少し形は異なるかもしれないけど、こういう見方をすれば決してその一言で片づけられないなと、考えさせられる、貴重なケースの数々でした。2018/11/27
