二見文庫
黄昏に待つ君を

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 548p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576100326
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

19世紀ダービシャー。心を病んだ父親に代わり、女主人として広大な領地を取り仕切るミラベルは、その聡明さと決断力から人々の厚い信頼を受けていた。そんな折、運河建設計画が持ち上がり、即座に反対派として立ち上がったミラベル。だがある日、この地に強い影響力を持つハーゲイト伯爵の三男アリステアが説得に現われる。美しい外見を持ちながら身なりにまったく興味のないミラベルと、洗練された衣服に身を固め、気品あふれるアリステア。まるで正反対のふたりはやがて、心ならずも恋に落ちてゆくが…。カーシントン兄弟シリーズ。

著者等紹介

チェイス,ロレッタ[チェイス,ロレッタ][Chase,Loretta]
アメリカのクラーク大学で英文学の学士号を取得。その後宝石店、ブティックの店員や駐車違反監視員などを経て、ビデオ作品の脚本家になる。そのとき出会ったプロデューサー(のちの夫)に小説を書くことをすすめられ転身。『悪の華にくちづけを』(二見文庫刊)で1996年のRITA賞(ショート・ヒストリカル部門)を受賞し一躍注目を浴びる。その後もヒストリカル作品を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

20
オシャレに夢中で、一見華やかそうだけど、なんとも残念な女性遍歴を持つアリステアと、頭が良いが、服装のセンスが残念すぎるミラベル。そして、運河を建設する側と阻止する側。あまりにも正反対すぎる2人なだけに、焦らされ度がハンパなかった!自分の立場と恋愛に苦しみながらも真っ直ぐ立ち向かう2人の姿にグイグイ引き込まれました。聡明で芯が強く、時にはアリステアをタジタジにさせる大胆さも持つミラベルがとても良かったです。2人のお父さんも、グッジョブ!!2017/02/18

rokoroko

6
ヒロインが31歳!服装のセンスが悪い、頭の良い女性。男性に兄弟がいるので、スピンオフを読まねば!という衝動に駆られそう。運河建設と自然保護で対立するなんぞ現代のような設定よね2015/01/22

けいちか

4
カーシントン兄弟シリーズ。三男アリステアのお話。なぜかシリーズ2冊目から読了。ヒストリカルが苦手な私でも読んでいて面白いロレッタ・チェイス。脇の人物までしっかり書き込まれていて、色々想像すると面白い。結局はお互いの親に事前に計画されていたのか?ミラベルの元家庭教師とミラベルのお隣さんの大佐の微妙な関係もスピンオフで読んでみたい感じ。2015/12/22

たまきら

4
「灼熱の…」を先に読んでしまったのですが、こちらを先に読むべきでした。いやはや、貴族の三男以降の人生の厳しいこと厳しいこと。ハーレクインやロマンス小説は富豪やお金に苦労の無い貴族に女性が出会うパターンが多い中、このシリーズはお金持ちの女性がちょっと、いえ、かなり頼りない貧乏男性を年上の女性が見染めるというところがちょっと面白いです。主役の、気はいいけど親を悩ますバカ息子っぷりが抱腹絶倒です。お父さんとお母さんのわるだくみっぷりも最高!大笑いさせていただきました。2014/06/11

くろうさぎ

4
読んでて楽しい!ヒーローが必死に改心に努めてるのもいいなぁ・・・・。しかし、この両親とんでもすごい人達??四男ルパートの話が先に発行されましたが、本当はこっちが先の話??五男の話も楽しみです。2010/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/509640
  • ご注意事項