廃墟チェルノブイリ

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廃墟チェルノブイリ

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26cm
  • 商品コード 9784576080482
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0072

内容説明

人間が排除されたことにより、町を覆い尽くさんばかりに成長しているポプラの街路樹。待望のメーデー開園を前に、事故のせいで一度も子供たちに乗られることなく風雨にさらされ続けた遊園地の観覧車。五芒星、ポスター、スローガン、レーニンの写真…時間が止まったかのように「ソビエト連邦」がフリーズされたままの建物。そして、その向こうに未だ不気味な威容を放つ発電所の石の棺桶―かの街の「失われた22年」のありまままがここにある。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

59
建築物が飲み込まれている。放射能に乗っ取られ、大自然になされるがままに。風のレクイエムに慰められ、物言わず朽ち果ててゆく。色を失い形を歪ませ耐えながら。開園を夢見ていた遊園地。ユートピアが人間の手によって、この世の地獄を具現する産物になるとは。誰も乗ることの無かった観覧車を、放射能を帯びた風が吹き抜けギィギィと泣かせている。2015/02/07

mitei

51
まさにゴーストタウンだった。今回福島のような事故が起こったが、世界各国で稼働する原発に100%事故は起きないのかを真剣に考えないとこの写真集のような場所が続々と増え続けることになるんだろうな。2011/10/24

愛玉子

16
小さな観覧車は、子どもたちを乗せる夢を見ながら静かに朽ちていく。事故が起きたのは、遊園地がオープンする五日前のことだった。カメラマンの周囲では、頻繁にガイガーカウンターが危険を知らせる。剥がれた壁、音の狂ったピアノ、忘れられた人形。文明の痕跡は次第に植物に飲み込まれ、あとには野生動物が我が物顔に闊歩する。堅く閉ざされた扉の向こうには、いまだ人間を秒殺するだけの放射能が封じ込められている。これだけの惨事を目撃してなお繰り返された「想定外」。どうか、どうかこんな場所がもう二度と生まれぬようにと強く希う。2017/03/11

Wisteria

14
紅葉が美しい。自然の偉大さに感服した。それとは逆に見るも無惨な人間が作って残してきたものたち。有名な観覧車は哀愁たっぷり。やっぱり人形はゾッとする。事故の後に故意に置かれたという説もあるけど気味が悪い。2017/03/23

カール

10
1986年で時を止めた街。チェルノブイリ。人の手入れしない街は自然へと帰る。人間の造形物たるコンクリートの建物は崩れ廃墟と化すと共に、自然はその勢いを増している。この写真集では2007年の晩秋のチェルノブイリの様子をまとめたものになる。晩秋という季節もあって紅葉した樹木や草も、その土地柄もあって風流では無く、何とも不気味なものへと感じる。ソビエトの遺産が多く残る東欧において、これ程の負の遺産も無いだろう。一度も開園する事の無かった遊園地。一度も客を乗せて回る事の無かった観覧車の残骸の在りようはただ侘しい。2022/08/28

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