内容説明
その男レイモンドの人生は順風満帆だった。ビジネス、出世、美しい恋人。すべてが順調だった。自分を憎む者たちによって恐るべき罠にかけられるまでは―。ある日突然、身に覚えのない殺人容疑での逮捕。なにもかも失い、絶望と狂気に追いつめられていく日々。長い年月の末、獄中でひとりの老人と出会ったとき、運命の歯車は再び動きだす。自分のすべてを奪った仇敵への復讐を胸に、レイモンドは絶望的な脱獄を図るが…。現代によみがえる『モンテ・クリスト伯』の物語。
著者等紹介
グリーン,ティム[グリーン,ティム][Green,Tim]
文筆家として数作のミステリやノンフィクションを発表。弁護士・スポーツ番組のコメンテーターなど多彩な方面でも活動中。プロのアメフト選手としてNFLアトランタ・ファルコンズに8年間在籍していた経験もある。現在は妻と4人の子供と共にニューヨーク州在住。1963年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Katja
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モンテ・クリスト伯は未読ですが、楽しめました。モンテ・クリスト伯は気になってはいますが長篇作品なため読むのを躊躇っていましたが、本作で大まかな内容は分かったのでいつか読んでみたいです。2016/04/15
himehikage
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設定は面白くないはずがない。でも、そこはかとなくチープ。2007/02/25
gern
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モンテクリスト伯を下敷きにした現代劇……にしてもまんますぎてどーしろという気分になった!2009/09/22
ルウ
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★3 そんな都合よくいくわけないやろーなところも多々あるけど(資金源になる億万長者の元泥棒の存在とか)、脱獄してからが面白い。清々しいほど勧善懲悪を貫いてくれているので爽快感はある。あと、相棒のバートがいい味出してる。 2018/07/05