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記憶が消えていく―アルツハイマー病患者が自ら語る

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784576051437
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

平成16年、53歳の若き町長が自らの若年性アルツハイマーを公表して辞任。絶望の淵から妻子の愛と町民の支えで「今」を生きていくまで。「若年性アルツハイマー病」を患った北海道雨竜郡北竜町の元町長・一関開治の不安や戸惑い、妻や子への想いを綴った本。

目次

第1章 たび重なる奇妙な行動
第2章 病院で受けた宣告
第3章 大騒動の「町長辞任」
第4章 若き町長の誕生
第5章 失意と受容のなかで
第6章 二人で生きていく
終章 心は生きている

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読家 護る会支持!

4
50代で若年性アルツハイマーにかかられた元北海道北竜町長の手記。1日のスケジュールが覚えられない、クルマの運転が出来なくなる、香典の名前を横書きしてしまう、、、症状の始まり。町長辞任の決断。病名公表。受容。。。蓄えてきた知識、経験、思い出が、記憶の彼方へと消え去ってしまう。単に「忘れていく」ということではなく「自分自身であることが壊れていく」「自分が、自分でない誰かになってしまう」こと。。。この話、決して悲劇とは思わない。みな、最後は全てを失いつつ死んでゆく。たがら、今日を楽しみませう!(=゚ω゚)ノ2015/03/21

クロ

1
読んでみようと手に取ったものの、表紙を開くのにちょっと勇気がいった。そして読み終わって、読んで良かったと心から思う。アルツハイマーのことを患者さん自身が語ってくれて、何度も泣きそうになった。なんて残酷なんだろう。とても、とても怖い病気だと思った。それでもこの本の中には温かさと愛情があふれている。北竜町の人々は素敵だ。こんな風な地域社会を作っていけば、みんなが幸せに暮らしていける。2015/06/09

okatake

1
北海道北竜町町長が在任中に若年性アルツハイマー病の診断を受ける。そのルポルタージュ。町長という特別な存在だから、小さな町だからということも言えるが、この本でのポイントは周りに公表したこと。それにより、周りからの支援が増えていく。家族や施設・関連業種だけで支えていくのではなく、コミュニティ・社会で支えて行くことの大切さや心強さが見えてくる。考えないといけませんね。2015/02/01

貧家ピー

0
北海道北竜町元町長の著者による、若年性アルツハイマー告白記。周りに助けられた恵まれた例なのかもしれない。2009/10/13

me

0
北海道北竜町町長が在任中にアルツハイマー病になった話。大変だけど、公表して皆で見守れるのはいいね。2012/08/27

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