内容説明
不登校、フラメンコ、不倫、自殺未遂、そして最愛の男性からの婚約破棄…波乱と苦痛に満ちた10代・20代を過ごし、ようやく歌人として新しい人生を歩もうとし始めた一人の女性に思いもよらない「乳がん」の宣告が言い渡された。悩んだ末に彼女がくだしたのは、「治療は受けない」という選択だった―。
目次
序章 夕映えの空
第1章 告知
第2章 孤独な生い立ち
第3章 フラメンコ
第4章 恋愛
第5章 短歌
第6章 告知から一年
最終章 この瞬間に命を傾けること
著者等紹介
宮田美乃里[ミヤタミノリ]
1970年11月23日生まれ。大学では心理学を専攻する。在学中および卒業後、フラメンコ・ダンサーとしてイベント等に参加。フラメンコ講師となるが、病気により退職。その後、歌人として活躍。アロマテラピストの資格も持つ
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感想・レビュー
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ヒロリーナ
1
自分の決心とそう決心するに至るまでの出来事や心の葛藤がかかれてました、本人も言ってた通りまだ未成熟な部分があると。。。何もしないという選択もあるけれど 一つの生き方なんだろうけど 私はNOと思う 未成熟な人は、しかも自覚している人は成熟にいきつけると思うから 一番の若さという武器を使ってほしかった2012/03/15
おだまん
0
「キュア」にも通ずる(こっちはフィクションだけど)生きることの意味。治療の選択。読んでみて、彼女の選択に納得です。でもやはり守るべき人がいる以上どんなにつらくても生きなくてはね。2008/01/28