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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ~や
55
「あぁ…その線を越える事を許すと、きっと楽だろうな」って線はある。でもそれを許して、「誰か」という外に責任を求める事を、自分に許したくない。それはきっと何も生まないような気がするから。自分の身体は、自分以上に責任があるのかもしれない。「演じる」とは一体なんだろうか?わかるようで、なかなか言葉に出来ない感じ。それでもきっと、自分は様々な所で、様々な自分を「演じ」ながら、これからも生きていく。☆52019/10/21
眠る山猫屋
8
怒涛の完結、あるいは打ち切り?凄く面白かった…。不意の伏線回収多数有り。まさかこんな所から積み上げてきたのか?的な。山センも回帰したし(笑) ソミちゃんが本当に“神の娘”に見える最終巻は、まさに鈴木先生の集大成。読んだ者まで成長した気にさせてくれます。2012/08/08
よきし
8
ついに完結。ここで終わりか、という気持ちもある。保護者、地域社会とも戦っていく鈴木先生が見たかった。しかし、この漫画は一般受けしそうもない小難しい漫画だが、個人的にはここまでのめり込めた漫画もまた少ない。言葉の力、自分で考えることの大切さを問い続けた作品だった。最後の小川さんのジャンプには不覚にも胸が熱くなった。現代社会をすべて投げ込んだ渾身の作品、文句なしに歴史に残る大作だと思います。作者には今後高いハードルになるだろうなぁ、と思わず思ってしまいます。鈴木裁判が一番個人的には盛り上がった。2011/05/10
林 一歩
7
予備知識なく、全11巻をほぼ一気読み。中三の娘に読んでもらい、逆に彼女の感想を聞きたいところ。感想ではないけれど、絵のタッチが相容れない。2015/05/06
HK
5
本巻で完結、マンガ史に残るであろう傑作。「対話すること」「思考すること」の尊さと苛烈さを、中学教育という舞台だからこそ戯画的なまでに純化して読者に刻み込んでくる恐るべき作品。空前絶後という言葉が決して大げさにはならないオリジナリティ、エンタメ向きとはいえない題材、構成でも読者を没頭させる熱量と技量がある。2018/08/10