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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
46
こうの史代の初期の漫画集。読み進むほどに古くなる並び。表題作は花屋の物語。仕事をクビになった美女・凜さんが、クビのきっかけになったうららさんの花屋でアルバイトをするお話。この表題作は2パターンあり、新しい方の話が好きだなぁ。うららさんはレズ?と疑う部分もある。落語の『元犬』にヒントを得た『願いのすべて』は可愛い内容。飼い主の事が大好きな犬が、サンタに人間の女の子にして貰う。読み進むと、こうの史代の爽やかな絵も、最初は癖の強い絵だったんだとわかる。どれも小さな世界のちょっとした話。世界の片隅の話。2015/09/29
みーなんきー
25
背の低いメガネの店長と、不動産会社をクビになったプライドの高い美人のりんさん、2人きりで切り盛りする小さな花屋が舞台。こうの史代が、息抜きの清涼剤に、と描いたコミックだけあって、特に大きな事件も起こらないが、最後にほのぼのとした空気を残す作品。2017/09/19
akihiko810/アカウント移行中
18
花屋を舞台にした連作短編マンガ。こうのの初期作品。7/10点 こうののデビュー作(花屋でバイトしてたので、花屋の話だそう)だが、こうの史代はデビューから「こうの史代」の作品世界なので驚いた。「この世界の片隅に」をはじめとする作品群の萌芽がある。おっとり女性とツンツン女性を描かせたらピカ一なんだね2022/01/07
こうすけ
17
犬が人間になるショートストーリーがとてもよかった。花はいいですね。もっと読んでいたい。2021/11/17
バニラ風味
15
花屋さんに勤めることになった「りんさん」と店長との、花にまつわる交流ストーリー。独特の、とか、個性的な、と言うのでしょうか。真剣になったかと思えば、急にツッコミが入ったりします。人物の動きが、妙になよなよしかったりして、不思議な感じもします。メガネをはずすと、まつ毛が長く、切れ長の目が美しい店長、ドキっとしますね。2015/08/15