• ポイントキャンペーン

双葉文庫
比翼塚―江戸町奉行所吟味控

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575665307
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、白井権八のモデルとなった、平井権八と吉原の遊女・小紫の心中事件。鳥取藩六百石取りの嫡子がなぜ藩を出奔し、吉原一と言われた太夫・小紫と知り合ったのか? そして、心中事件を起こした理由は?女流作家が描く男と女の深い心の闇!

内容説明

雨の日に吉原に向かう日本堤で起きた殺人事件。斬り殺されたのは吉原一と評判の小紫太夫の馴染み客だった。下手人を追う南町奉行所同心・永田誠太郎を嘲笑うかのように、第二の事件が起きる。―江戸市中を驚愕させた脱藩浪人と吉原の太夫の心中事件。その謎に気鋭の女流作家が迫る、新形式の書き下ろし時代小説、待望の第二弾。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡県出身。東京女子大学史学科卒業。2003年、「桑港にて」で第27回歴史文学賞受賞。以後、歴史・時代小説の書き手として注目を集め、09年『群青日本海軍の礎を築いた男』で第28回新田次郎文学賞、『彫残二人』(文庫版『命の版木』と改題)で第15回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいしょう@SR推進委員会

5
吉原へと続く日本堤で商人が殺され財布を奪われた。同心の誠太郎は、探索を開始するが…。さて、なんかあんまりな話の流れに読後しばし呆然。ほぼ半分が主人公の誠太郎ではなく、犯罪にいたるまでの犯人の半生と事件後の顛末になるのだから。その上、ミステリィ性も時代小説らしい剣戟もない。作家が書きたい主題はわかるのだが、こういう話の構成にしかできなかったのだろうか。せっかくの意欲溢れる青年という設定であろう主人公がぜんぜん光ってない。彼が主人公でなければならない意味はどこにあるのかしら。…こんな小説もあるのね。2012/02/21

ごきげん

2
セリフに「ッ」が何度も出てきて気になった。権八と随川の別れのシーンにまで「ありがとうございましたッ」「権八ッ」というのは。。。 この作品では平井権八の刀の鍔に比翼の透かし彫りがあったけれど 本当だったら嬉しいな。 いつか目黒不動 瀧泉寺に行ってみたい。2018/04/04

nyaboko

2
歌舞伎の題材を小説にしたもの。今回は1つ1つの話がバラバラな印象を受けた。関係性のない話を無理やり「and」で結んだというか。でもどの時系列もありきたりながら温かみがあって私は好きだな。最後が1巻と同じ結末のがちょっと残念ながらも、やっぱり涙した…。そして主人公が最後頑張ったwww バッチリ尻に敷かれるの決定っぽい気がしなくもないけどwww2012/07/08

さらちゃん

0
知らないことがたくさんなると気づかされた 歌舞伎や、浄瑠璃の元ネタは日本人として知っておくべきかも2011/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4273919
  • ご注意事項