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双葉文庫
大奥開城―女たちの幕末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575663341
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

慶応四年、鳥羽伏見の戦いに敗れた十五代将軍・徳川慶喜が江戸へ逃げ帰ってきた。慶喜追討令が出され、江戸へ向かって官軍が進発しようとしている。このままでは、江戸が火の海に包まれる。慶喜から朝廷との仲立ちを頼まれた皇女和宮の密命を受け、大奥上臈・土御門藤子は、伊賀者たちの護衛の下、一路京へ向かう。気鋭の女流作家が幕末の隠された歴史の謎に迫る。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。東京女子大学史学科卒業。平成15年、「桑港にて」で第27回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マサキ@灯れ松明の火

15
土御門藤子‥和宮付きの女陰陽師であり、江戸城無血開城の「影」の立役者でもあります。藤子は…和宮の嘆願書を天皇にお届けして、徳川家を守るために京の都まで、共の者達と2度の過酷な旅をします。大切な者達を失い…打ちひしがれる藤子……そんな彼女を影で支えた「仙田九八郎」‥激動の幕末での2人の恋の行方は…?はたして、どうなるのか?2012/05/18

なにょう

12
スリル&サスペンス。ハラハラドキドキ。面白かった。土御門藤子、和宮さまのお使いという大事な使命を帯びて、東海道を旅すること二度。時は風雲急を告げる幕末、切った張ったは当たり前。佐幕、勤皇、敵味方入り混じりさあ大変。艱難辛苦の末、おっとり京女が無骨な江戸の男にも物申すように。藤子とお比呂の成長譚とも読める。多少の脚色はあるだろうけど、土御門藤子が徳川家存続のため東奔西走したのは史実だそうだ。★「草津宿」東海道と中山道のまじわる交通の要衝。去年、通りかかったなあ。2023/02/12

ヒロチカ

3
単純明快なストーリー展開は期待を裏切らないですね。 現代以上に厳しい縦社会の中で芽生えてしまう恋心の歯がゆさがなんともいい具合です。 2010/02/17

雨巫女

1
幕末は、幕府側からみても朝廷側からみても面白い。藤子さんみたいな人達もいたんだ。2009/11/08

匂當内侍

0
幕末秘史2020/12/05

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