出版社内容情報
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
停年退職した水田に、嬉しい報告が入る。妻の果梨が妊娠したというのだ。それを機に、水田は義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職をすることになった。担当するのは売り出し中のアイドル・五代ユリ。水田の会社員としての経験も手伝い徐々にユリの人気も出始め、順調に見えた第二の人生。しかし、華やかな世界の闇に、新米マネージャーが巻き込まれる―。次々と起こる事件の真相は一体!?
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説などで幅広く活躍。2005年に第9回日本ミステリー文学大賞、2016年には第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
26
60歳になり定年退職した水田、義父がやっている芸能プロダクションに再就職し…。赤川次郎作品ではよく登場する「モテるおじさん」なんでそんなにモテるのか魅力がわからない人もちょいちょいいるけど、今作の水田はイケおじで頼れて優しくて…とわかる。事件はどれもドタバタだけど、最後は希望があってよかった。タイトルの意味も。2018/08/01
Shinichi Oota
5
主人公が普通の人のはずなのにかっこよすぎです しかもモテル(笑) 表題の意味も最後に腑に落ちた感じで とても良い作品だと思います。 2016/06/16
じまお
5
主人公イケメソすぎ・・2016/06/02
Masashi Matsuba
5
赤川次郎を愛読し、気がつけばこの歳。60歳が近くなったのだなぁという事で定年を迎え、第二の人生を歩む男の物語。紆余曲折があったが、一つの仕事を全うすれば、他の仕事でもそつなくこなして生きていく。まだまだいけるんだという赤川流のエールかも。ただ、あっという間に読み終えてしまうので赤川作品は不経済だ。2016/04/19
白雪ちょこ
4
こんなにダンディでイケメンなおじ様と恋をするんだったら、全然あり。 作者が描く恋愛の中では、こういったものすごい年上の男性が出てきて、恋愛相手はまさかの若い女性というパターンがあるが、イケメンなダンディだったら全然許されると思う。 昼ドラを見ているような気分になる作品。