双葉文庫<br> 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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双葉文庫
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575514377
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

平穏な生活を送っていた主婦が、ひょんなことからバンドを組んだ。軽い遊びのつもりだったが、メンバーに元プロが加わり猛練習が始まる。演奏するのはもちろん、名曲『スモーク・オン・ザ・ウォーター』。―失敗のない人生なんてつまらない。失敗したらやり直せばいい。それができるから私たちは毎日を生きていける。そんなメッセージが熱く心に響く青春(ちょっと歳とっちゃったけど)家族小説の傑作。

著者等紹介

五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2002年より作家活動に入る。以来優れたエンターテインメント小説を次々と発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

206
【『ロック』の日】幼馴染(腐れ縁?)の44歳女性2人を中心に、ひょんなコトからロックバンドを結成し、ディープ・パープルの永遠の名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏することに。なかなかテンポもよく、キャラもわかりやすく設定されており、とても読みやすかったです。主人公の「美恵子」は幼いころから‘優等生’であり続け、そのコトがひそかに胸のつかえになっています。終盤の「美恵子」の超マジメな旦那さんが奥さんをフォローするシーンがとても印象的でした。クライマックスの演奏シーンはなかなかの臨場感で興奮しました。2016/08/30

Shinji Hyodo

94
95年と言えばあまりに多くの困難が日本を襲った年だった。この年のクリスマスまでのオバさん達の初バンド結成から初ライブの成功⁉︎までを描く物語。当時44歳の美恵子と同級生のかおりはまるで異なる境遇を生きながらも付かず離れずの仲。そこに降って湧いた様なバンド結成の夢…何故か揃った4人の女達の目指すはロックファンお馴染みの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」by 深紫…てなわけで、人生には老若男女に関わらず共に夢を見て、追いかけて、その手に掴む為の家族や同士が必要なのです…と筆者が言ったかどうかは判らないです(^2017/02/01

アポロ

55
バンド組むまでが長かった!青春に年齢は関係ないね!ステージでのシャウト、ロックだったな!2018/07/05

よこたん

54
“間違うから、失敗するから人生は面白い。そこからやり直そうとするから、やり直すことができることもあるから、わたしたちは毎日を生きていける。” ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーン ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーンのフレーズが頭の中をグルグル回り続ける。何となく、なりゆきで結成してしまった女性(オバサンともいう)4人のバンド。それぞれ抱えている問題や、阪神間の震災やオウム事件というあの時代が醸しだすどこか不安な感じを、ぶっ飛ばす勢いにのまれた。上手いとか下手とかじゃない、やるかやらないかなんだ。2020/03/20

Die-Go

42
図書館本。初五十嵐貴久作品。over40の女性達がひょんなことからバンドを始めて、ステージで完全燃焼するまでを描く。読みやすい文体で、所々ディープ・パープル好きならニヤリとさせられる内容。★★★☆☆2015/11/30

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