出版社内容情報
山名は会社の同僚・竹内愛から姉・由香失踪の相談を受ける。由香の失踪には自社の社長・江頭克巳が関係しているらしい。山名は、「社奴」であった半生に別れを告げ、「自由の荒野」に踏み出すべく、江頭に宛てて脅迫状をしたためるが…。
内容説明
会社のエースとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった山名功は、突然、関連企業末端のゴルフ場に異動となった。呆然とする山名だが、同僚の竹内愛から姉・由香の失踪を相談される。どうやら由香は、山名を左遷した張本人である社長の江頭克巳と関係があったらしい。山名は、社奴であった半生に別れを告げ、江頭に宛てて脅迫状を認める。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。10年間のホテル勤務を経て、69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞する。2004年には作家生活40周年を迎え、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した。幅広いジャンルにわたる著作は365冊を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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