双葉文庫
佐渡・酒田殺人航路―みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575512922
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大和新聞東北総局遊軍記者の宮沢は、山形県酒田への異動を命じられる。北前船で栄えた港町だが、最近、連続不審火が発生していた。赴任早々、取材で訪れた老人ホームで殺人事件が起こる。同じ頃東京では、ある不動産開発業者の背任容疑が浮かんでいた―。江戸時代、廻船問屋などが数多く軒を連ね、「西の堺、東の酒田」と称された酒田と、世界一の金の産出量を誇った佐渡。風光明媚な街で起きる事件の真相に“麺食い”記者が迫る傑作旅情ミステリー。

著者等紹介

相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟生まれ。2005年、『デフォルト(債務不履行)』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

85
みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎その2。ようやく麺食いらしいシーンも増えてきてイイ感じ。2018/07/05

タルシル📖ヨムノスキー

24
みちのく麺食い記者シリーズの第2弾。今回の舞台は山形県の酒田、そして新潟県の佐渡。酒田市内で起きる連続放火事件と、同じく酒田にある高級有料老人ホームのプライベートビーチに死体が打ち上げられた事件。この二つの事件を解決するキーアイテムはクラゲと天心麺。土地や建物だけじゃなくて、まさか高級老人ホームまで投資の対象になっていたとは。何はともあれ今回のエンディングが最高!読了後無性にラーメンが食べたくなりました。主人公の記者・宮沢と、警視庁捜査二課の田名部、この二人の向かうところに死角、いや未解決事件なしですね。2023/12/02

kiyoboo

20
前回読んだ「共震」で宮沢記者が気になって追いかけてしまった。美人妻と温泉にいるところに急遽仕事が飛び込んできて酒田に飛ぶ。取材中に殺人や放火と立て続けに事件に巻き込まれるというか首を突っ込んでいく。独自の切り口で事件を推理して解決に導く。警視庁のエリート田名部との絡みも楽しい。歴史ある酒田の街とラーメンの組み合わせも意外だが、飛魚出汁と鶏のダブルスープ、細麺だけどコシが強いラーメン、食べたくなった。相場さん、社会派小説家かと勝手に思い込んでいてすみませんでした。楽しみながら取材されている様子がわかります。2019/05/11

きっちゃん

20
酒田市の食・街並み・風土に魅力を感じた。2015/03/18

T. Mu

16
みちのく麺食い記者シリーズ、2作目でした。何年か前に酒田を旅行したし、それより前に佐渡にも行っていたので、知っている場所ばかりでした❗️ももちろんストーリーもとても良かったです🎵4.52021/01/10

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