双葉文庫
Teen Age

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575511680
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

ささいなことで友達と笑いあい、初めて知った恋に戸惑い、夢と現実のあいだであがいていたあの頃。十代の時間は色濃く過ぎていった…。誰もが胸に大切にしまってある風景が、今せつなくよみがえる。人気作家7名が、十代の揺れる気持ちを鮮やかに描いた青春小説アンソロジー。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー

瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞しデビュー

藤野千夜[フジノチヤ]
1962年福岡県生まれ。95年「午後の時間割」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー

椰月美智子[ヤズキミチコ]
1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー

野中ともそ[ノナカトモソ]
東京都生まれ。1998年『バンの鳴る海、緋の舞う空』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー

島本理生[シマモトリオ]
1983年東京都生まれ。2001年『シルエット』で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー

川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年東京都生まれ。94年「神様」でパスカル文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

157
人気女性作家さん7名が10代を主人公に描かれた青春アンソロジー*野中ともそさん初読みで後の方はお気に入り作家さんばかり♪10代ならではの友情、初めてのお付き合いでの戸惑いなど瑞々しく描かれる。切ないお話もありますが読後感良く、ほっこりするお話ばかり♡特にお気に入りは角田光代さん「神さまタクシー」瀬尾まいこさん「狐フェスティバル」島本理生さん「Inside」。10代らしく、こういうのいいなぁって思いました♡椰月美智子さん「イモリのしっぽ」川上弘美さん「一実ちゃんのこと」も作家さんらしさが出てて良かったです♬2017/06/19

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

84
瀬尾さんの「狐フェスティバル」目当てで、借りた!自然の中で自然を満喫したいと思った。鮎が食べたくなった!(笑 椰月美智子氏の「イモリのしっぽ」が好きかも。中高時代(特に高校時代)に理科室が好きだったのを思い出した。あと、通学時に電車から海を見るのが好きだったのも思い出した(特に中学時代)。川上弘美氏の「一実ちゃんのこと」は、なんかおもしろかった。こういう友達いいかも?(笑2014/07/15

はらぺこ

75
瀬尾まいこの『狐フェスティバル』が1番好き。主人公の川居和也は中3にしては少し幼い気がするので『Teen Age』じゃなかったら小6やったんやろなぁと思った。 藤野千夜の『春休みの乱』は好きやけど連作短編の1つなんかなぁ?これだけやと物足りない気がした。 川上弘美の『一実ちゃんのこと』は嘘かホンマか分からん感じが好き。 全体的に主人公が10代の女の子ってのが多かったので女性の方が読んでて共感出来るんじゃないでしょうか。2013/08/29

papako

62
瀬尾さんコンプへむけて。イマイチ楽しめませんでした。瀬尾さん椰月さん、角田さんの作品は普通に読めたんですが、初めての藤野千夜作品、野中ともそ作品は、なんでこんなに読めないんだ?ってくらい読みづらかった。短編なのに時間かかりすぎ。3勝4敗でしたが、気分的には完敗です。。。2018/10/12

りゅう☆

59
女子寮生活で厳しくまじめなハミちゃんの本当の思いから起こした行動に拍手送ったり、田舎の祭りに参加させようと奮闘する姿を応援したり、小清水さんは絶対怪しい力を持ってると確信したり、生物部の新旧部長の朗らかなやりとりにほのぼのさせられたり、日本人女性と一緒に人探しするハバナ男子との結末に驚いたり、両親や彼氏との関係が変化する悩みにハラハラしたり、実はクローン人間の一実ちゃんとの関係が楽しそうに感じたり。これという印象深い物語はないけど日常の何気ない、でも何事も真剣な等身大の10代の思いを垣間見せてくれた物語。2014/11/27

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