内容説明
言葉を覚える前にピアノが弾けた、13歳の「神童」成瀬うた。でも、最近のうたはピアノに素直に向き合えない。いっぽう、音大ピアノ科を目指して浪人中の19歳、菊名和音。耳はいいのに、肝心のピアノはなかなか上達せずにいる。偶然の出会いから、うたは和音にピアノを教えることになり…。珠玉のクラシック映画「神童」の脚本ノベライズ版。手塚治虫文化賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作品。
著者等紹介
萩生田宏治[ハギウダコウジ]
映画監督。1967年、埼玉県生まれ。高校時代より8ミリ映画を作り始める。和光大学在学中より、山本政志監督や林海像監督らの助監督を務める。93年、監督・脚本を手がけた自主制作映画『君が元気でやっていてくれると嬉しい』でデビュー。98年、『楽園』を監督・脚本。トロント映画祭、釜山映画祭他に招待され、00年芸術祭テレビドラマ部門優秀賞を受賞。その後、「私立探偵濱マイク」シリーズをはじめ多数のドラマを演出。脚本では01年『クロエ』(共同脚本)、「中学生日記」(NHK)などを手掛ける。04年、映画『帰郷』を監督・共同脚本。ナント三大陸映画祭、東京国際映画祭他、国内外の映画祭で高い評価を得る。第18回高崎映画祭若手監督グランプリ受賞。07年、『神童』を監督、さらにノベライズを手掛けた
さそうあきら[サソウアキラ]
漫画家。1961年、兵庫県宝塚市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。84年、講談社ちばてつや大賞を受賞し、「シロイシロイナツヤネン」でデビュー。漫画界随一のドライな筆致で、愛・セックス・音楽をテーマに幅広い読者を獲得。「神童」は1999年度文化庁メディア芸術祭最優秀賞と手塚治虫文化賞優秀賞を受賞
向井康介[ムカイコウスケ]
脚本家。1977年、徳島県生まれ。『鬼畜大宴会』(97年/熊切和嘉)の照明・編集助手を経験後、山下敦弘の長編デビュー作『どんてん生活』(99年)で制作・脚本・照明を担当。以降、山下作品では『ばかのハコ船』(03年)で制作・照明、『リアリズムの宿』(04年)で脚本・照明、『くりぃむレモン』(04年)、『リンダリンダリンダ』(05年)で脚本を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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