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双葉文庫
母恋旅烏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575509809
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを営む花菱家は、元は大衆演劇の役者一家。父・清太郎に振り回される日々に、ケンカは絶えず借金もかさみ家計は火の車。やがて住む家すらも失い、かつてのよしみで旅回りの一座に復帰することになったのだが…。はてさて一家6人の運命やいかに!?刊行時、たっぷりの笑いと涙を誘い、最大級の評価と賛辞を集めた傑作!待望の新装文庫化。

著者等紹介

荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業後、広告会社勤務を経てコピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

122
荻原氏の最高傑作との呼び声が高い本作ではあるが、何となく入り込むのに時間がかかった。17歳になる主人公・寛二の小学生のような語り口(これには荻原氏なりの意図があるように思えるのだが)にすんなり馴染むことができなかったが故である。しかしそれに慣れさえすればいつもの荻原氏の世界だ。「笑い」と「涙」、それこそが荻原氏の真骨頂。登場人物それぞれの幸せを願い応援しながら読みました。2015/10/12

mura_海竜

74
これはデスね、お芝居のようでした。喜怒哀楽。人生そのもの。どっぶりとつかりました。ラスト200ページから徐々に、ラスト100ページで加速、一気読み。この歳になったから響くのかも知れません。人生色々な出来事があるけれど、されど人生は続く。続くのだから精一杯生きること。家族とは何だろう。今月のベストになりそうです。寛二君がんばれ。2014/03/28

紫 綺

73
レンタル家族派遣業などというふざけたような展開から、どさ回りの大衆演劇へと、花菱一家は父・清太郎に振り回されっぱなし!コメディ仕立て、家族の成長物語。結構笑える♪2019/09/14

GAKU

57
次男の寛二目線で語られる“章”が特にお気に入りでした。ニヤニヤしながら楽しく読み進めるも、最後はホロリと来てしまう。萩原さん初期の作品ですが、中々でした。2018/12/22

りょうこ

57
所々笑いあり、終盤での家族の絆ありと盛りだくさんでした。前半のレンタル家族の部分は笑いっぱなしww。後半の旅芸人の辺りからはまた違った雰囲気。相変わらず荻原浩さんの作品は面白いです!2015/03/19

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