双葉文庫
たたり

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575508642
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

作家の高橋哲哉とその妻・佐知子は友人が所有していた屋敷を借りて住み始める。だが築100年を経ているその洋館のどこかから断続的に軋む音が聞こえ、至る所で大量の黴が発生する。そんな折、知り合いの高校生の男女が遊びにやって来た。屋敷に潜む不気味な空気が、やがて彼らを狂気の渦に引きこんでゆく…。

著者等紹介

雨宮町子[アメミヤマチコ]
1954年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1997年『Kの残り香』(のちに『骸の誘惑』と改題し刊行)で第2回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

30
独特の文章、特に()の使い方が。初めは読みにくかったけど、慣れた頃にはハマってました。「崩壊」という言葉がしっくりくるお話。長いし読み終わっても救われないけど、なんだか気になって気になって仕方ない1冊でした。2021/08/04

そのぼん

20
一組の夫婦が友人の古い屋敷を借りて住むことになったことから始まるホラー作品でした。古典的な雰囲気で、話の流れもオーソドックスでしたが、やはり不気味でした。古い豪邸を訪れるのが恐ろしくなりそうでした。2012/11/15

No.7

4
若い夫婦が知人の古くて立派な別荘を借りる話。越してきた冒頭には御屋敷がとっても素敵に見えて、読んでてワクワクできました。伏線回収をもう少しきっちりやってたら最高でした。雰囲気も展開も良かったので終盤が勿体ないです。2021/08/21

Yu。

3
“じわ~”っと始まり“ドッカ~ン”で終わる王道的な屋敷モノ恐怖、結構楽しめました。登場人物がの殆んどが受け身だったり、高みの見物にとどまる者と、ちょっと救いが…屋敷に入った者全てが憑依されるわけではなさそうだが、生かされた者でもなんらかの思考能力を狂わせるなにかを発せられてるようだ…あいつら色んな“技”持ってそうだし。。にしてもハタチ位に見られた明るく元気な美女がわずか数週間で皆にゾッとする印象を与えるまでに醜くさせられるのはあまりに気の毒です(T ^ T)(おまけに泥の腐った匂いするそうです)2013/07/02

勉誠出版営業部

2
雨宮町子さんの『たたり』を読了。単行本刊行時に読んでから、10数年ぶりの再読。単行本の帯(だったかな?)に書かれていた、「和製『シャイニング』」のとおり、洋館を舞台にしたホラー。結末が単行本とは異なっていましたが、やはり今読み返してみても、かなりの怖さを伴ったものでした。2017/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/497040
  • ご注意事項