ISISイスラム国―残虐支配の真実

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ISISイスラム国―残虐支配の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575309119
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中東諸国を4年にわたり取材した女性ジャーナリストの「現地ルポ」から、ISISイスラム国の狂気とルーツに迫る本書。

内容説明

女性ジャーナリスト4年間の紛争地帯潜入記録。テロリスト養成所と化したイスラム神学校、臓器泥棒が横行するカチャガライ・キャンプ…イスラム諸国をめぐる過酷な現実がISISを産み落とした…!

目次

第1章 ISISイスラム国―蹂躙の恨みを吸収する理想郷
第2章 イスラエル・パレスチナ―3つの「神」がもたらした地獄の聖地
第3章 アフガニスタン―戦争は「神の子たち」の生きる術
第4章 パキスタン―テロリスト教育を施す街
第5章 イラン―選択肢は「殺す」か「殺される」か―
第6章 サウジアラビア―ISISの産みの親
第7章 イエメン―幸福な貧困国の反転
第8章 エジプト―そして、「聖地」は一変する―

著者等紹介

大高未貴[オオタカミキ]
ジャーナリスト。フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問。チベットのダライ・ラマ14世、台湾の李登輝元総統、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル女史、パレスチナのガザ地区ではPLOの故アラファト議長などにインタビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
最終的なシナリオは核戦争(17頁)。冒頭から衝撃的な内容。田中宇氏のコメントを紹介しながら、日本はアメリカやイスラエルの裏の思惑を読む必要を指摘する(38頁)。ガザの富裕層は豪邸に住み、師弟を欧米に留学させ、自爆テロ犯にしない(80頁)。ISの情報発信力はプロのジャーナリストを誘拐して、カネに変えようとして、抜け目がない(81頁)。アフガン、パキスタン・・・と悍ましい現実がヴィヴィッドに描かれる。読者は気が滅入る。人間の権利とは何なのか、と。2016/02/16

ラーメン小池

5
イスラム国の残虐支配の詳細のみならず、それを生み出した中東諸国や各宗派の対立の歴史などについて、女性視点から鋭く描いた一冊。本書を読んで私なりに印象的だったのは、男たちの女性に対する自信のなさとその裏返しともいえる残虐性と性への憧れ。コーランを都合良く曲解し、男へ奉仕させるため社会参加や能力開発を阻害する。極めつけは名誉殺人、こんな不条理がこの世にあるだろうか! イスラム国へ参加する若者の重要な動機が結婚相手やら性奴隷を得るため、というのも理解できる。しかし女性はそれでもしたたかに生きている・・。 2016/03/08

Honey

4
すごいです、大高さんの取材! ごく普通に暮らしている日本人には想像を絶する世界…かなり、おぞましい事も盛り沢山…だけど、これも今現実に存在している世界の一部。 古代?から続く民族と宗教の複雑な歴史、そこへ近世の行き過ぎたグローバリズムの亡者の撹乱… 今や地球上のどこもが無関係ではいられない。 私たちも少しずつでも関心払っていかなければならない、と思いました。2016/11/21

もも

3
私にとって初めての中東問題本。著者の大高未貴さんはかねてより虎ノ門ニュースで知ってはいたが、番組でのイスラームに対する知見、そこで行われている女性たちへの抑圧をお話になっていてそこから彼女の中東を扱った本を読んでみたいと強く思い、翌日には図書館でこの本を借りてきた。恥ずかしながら大学受験で日本史を選択したからか中東問題を語る上で欠かせないサイクス・ピコ協定もこの本で初めて知ったし、大雑把にイスラエルvsアラブ諸国の構造であることも知る。2018/05/11

co1024

2
タイトルはイスラム国とうたっているが、今まで取材してきた中東各国のレポが中心で、無理矢理関連させた感が強い。ただ、パキスタン、アフガン、イエメン、エジプト、、と自分の好きな地域ばかりで面白い。2016/01/30

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