なぜ猫は旅をするのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575238082
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

人情と猫で知られる町の大学病院。医師の鳥羽裕太は事務の石倉夏海と、名誉の負傷がきっかけで親しくなった。車にひかれそうになった子どもを助けて事故に遭ったのだが、それが夏海の甥だった。事故の衝撃で失われた記憶を求め、裕太は夏海に引っ張られる形で、いっしょに手掛かりを探し始める。ところが、どうも夏海は「人」と「事件(騒ぎ?)」を呼び寄せる天才のようで…。恋はゆっくり。謎はすっきり。チャキチャキッと明るい連作ミステリー。

著者等紹介

永嶋恵美[ナガシマエミ]
1964年、福岡県生まれ。広島大学文学部哲学科卒業。09年、文庫化した『転落』が10万部を超えるベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

86
読破。もう少しホンワカでモフモフしたお話なのかと思ったら、日常系ミステリーの短篇集だった。これ、タイトルが思いっきり猫で、日常風景の中で猫は確かに描写されてますが、それ以上ではありませんでした。猫好きな方には肩すかしな作品かも。ミステリー的には可もなく不可もなくという感じ。個人的には、惹き込まれる作品とそうでない作品とがあって、トータル的にはまぁまぁな評価に落ち着きそう。さらっと軽く読めます。2014/09/02

風里

65
結局タイトルの意味はわからず終いだった。 ほのぼのした緩いミステリ調のお話で、軽く読める。 もうちょっと猫メインのお話だったら良かったのだけど。2013/11/02

みかん🍊

57
タイトルに惹かれ読みましたが、猫は余り活躍しない。子供を助け交通事故に遭った精神科医は頭を打ったショックで事故当時の記憶が抜けてしまった、助けた子供の叔母ににあたる病院の受付の女性と付き合うようになり、リハビリの為一緒に散歩している商店街での謎を解き明かして行く、軽い日常ミステリー。その商店街では地域猫を飼っていて、話の所々に猫が登場するが謎の解明には関与しない。2014/08/08

hirune

52
事故の後遺症で集中力が続かず頭の中が「とっ散らかった」精神科医の裕太とじじばばホイホイな体質の夏海が、フリーダムで個性的な商店街の人々の日常の謎を解くミステリー短編連作集です。裕ちゃん先生事故のあといろいろ緩くなって家も足の踏み場が無くなっちゃってるのだから、早く夏海さんにプロポーズして面倒見てもらったら良いのに^^;二人の仲はちょっと焦れったい☆少しだけサスペンス風味はありましたけど、基本軽くて読みやすいお話しでした。2016/04/22

ぺんぎん

40
事故でその一時間の記憶をなくした精神科医とお年寄りにやたら好かれる夏海による日常のちょっとしたミステリー。連作短編で読みやすい。人のつながりを感じられる商店街の空気も良い。2013/05/09

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