1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575235913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『1985年の奇跡』『2005年のロケットボーイズ』につづく青春3部作の最終作。
今回は40歳を越えたオバさんがひょんなことからロックバンドを組み、ライブに
出ることに。軽快な展開に、ホロリと泣かせる著者の筆がますます冴える!
青春+家族小説登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

127
なんだか読み終わるのが悔しかったよ~始めはもったりだったのに、どんどん引き込まれていく私。普通の主婦の話なんだけれど、いろんな想いが込められていてド真ん中に響いた。なんたって夫にはびっくりしたが美味しいところ持っていきましたね。かっこいいよ!で・・『誰にだってミスはある。問題はそのあとの対処だ。間違いのない人生なんてあり得ない。やり直すことができるから、わたしたちは毎日を生きていける』全くだ!この歳になったってそうなんだよ。だから息子よ大丈夫!って心で叫んでる私がいた。2016/03/25

utinopoti27

126
間違ったっていい、今からやり直せばいいんだ。行くぞ~みんな!全開で突っ走るぜ~!ジャッジャッジャー、ジャッジャジャジャーン、ジャッジャッジャー、ジャッジャジャーン。熱く燃えた1995年のクリスマスイブ。ステージを揺るがす『smoke on the water』・・。ロック未経験の平凡な主婦が、ふとしたきっかけで中年女4人組のバンドを結成し、一曲限りのライブに挑戦するまでのエピソードを描く。とくにストリーラインがシンプルで読みやすく、熱いラストの盛り上がりには、わかっていても泣かされる。後味爽快な一冊だ。2020/03/14

Satomi

78
中年のオバちゃんたちの青春小説♪設定は1995年、主人公は専業主婦44才。ずっと優等生だった、子供の事、旦那の事で悩みはあるけど、それなりに幸せだと思っていた普通の主婦。その主婦がバンドに挑戦!!!!パープルの名曲、ジャジャジャージャジャジャージャ~失敗してもいい、やりたい事を胸を張ってやれるって素敵だー♪ラストのステージをこっそり見に行く旦那も子供も素敵!!互いを羨ましいと思う親友関係も素敵!!読後爽快♪♪存分に楽しめるのは40代以上かな…!?!?2015/11/08

GAKU

70
【6月9日は「ロック」の日】イベントにて知った作品。平々凡々と人生を過してきた40代中盤の主婦美恵子。このままの人生で良いのだろうかと思い悩む昨今、くされ縁の幼なじみかおりに誘われ人生初めてバンドを結成することに。一念発起ギターにチャレンジし、ラストは学生時代大好きだった、ディープパープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターをチャリティーコンサートで演奏!ありがちな単純明快ストーリーですが、この手のパターンのお話が大好きな私としましては、ラストは涙しながらオバサンバンドを応援!文句なく面白かったです。2016/07/31

風眠

60
今では、おばさんやおじさんのバンドとか、もう珍しくはなくなったけれど、1995年当時は、おばさんがロックバンドをやるって事が、大事件!みたいな時代だったのだな、と思った。そんなに昔の事じゃないのに、時代は大きく変化しているのだな。私も音楽をやるのでバンド経験もあり、スタジオあるあるとか、素人参加フェスあるあるとか、共感できるところが沢山あって、楽しい読書だった。最初は存在が薄かった美穂子の旦那さんが、ちょいちょい男前な言動をしだして好感度アップ。本番のステージで失敗して、開き直る美穂子がかっこよかった。2014/05/24

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