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女たちの江戸開城

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575235647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

慶応四年、鳥羽伏見の戦いに敗れた十五代将軍徳川慶喜が江戸へ逃げ帰って来た。慶喜追討令が出され、江戸へ向かって官軍が進発しようとしている。このままでは、江戸が火の海に包まれる。慶喜から朝廷との仲立ちを頼まれた皇女和宮の密命を受けた大奥上臈・土御門藤子は、一路京へ向かうが…。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。昭和52年、東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社編集局入社。昭和55年に渡米し、7年暮らした後、建築都市デザイン事務所勤務を経て、フリーランスのライターになり、現在に至る。平成14年、「まれびと奇談」で九州さが大衆文学賞佳作入選。平成15年、「桑港にて」で歴史文学賞を受賞し、これに「燃えたぎる石」を併載して、『桑港にて』(新人物往来社)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

43
江戸城の無血開城を巡って和宮の側近として、江戸から京までの苦難の使者に立った土御門藤子を主人公とする歴史小説。江戸城開城の功労者としては勝海舟や山岡鉄舟が有名だけれど、徳川慶喜の懇請によって和宮や天璋院も動いていたことは歴史的事実。本書で描かれるようなドラマがあったのだろうし、物語の活劇的な部分はフィクションとして楽しめる。が、もうちょっと歴史の裏側的な掘り起こし部分があったら深みが増したと思う。2021/04/15

24
「死に急ぐ男たちを止められるのは女なのだ」江戸城明け渡しに至るまで、死に物狂いで江戸と京を往復した女達がいた。その事実を教えてもらった読書だった。土御門藤子とお伊野、お比呂、彼女達を護る伊賀衆とお城の添番達。維新のスター達に隠れて決して表に出ることはないだろうが、確かに彼らが生きて侍達に負けず劣らずの忠義で江戸城無血開城に導いた史実がある事を、作者は知らしめてくれた。映画でもドラマでも映像化して、もっと広く知らしめてくれないものかと思いページを閉じた。2021/05/08

kyoko

11
江戸開城の時代、こんな風に命懸けで奔走した女性が居たとは!勉強になりました!2015/08/19

あかんべ

7
くげのお姫様なのに和宮の文を携えて、敵味方入り乱れる東海道を走る走る。やられそうな寸前、仙田が駆けつけるのもお約束?全くの創作でなく史実に根ざしているのも時代小説の面白さ。充分に堪能しました。2012/04/04

あいべきん

6
面白い!!スリル満点。藤子さん、かっこいいです。ほんとはもっと書きたいことがあったのですが、読了から登録までに怪我をしてしまい、間が空いたので忘れちゃいましたw とにかく面白かった!!2020/02/28

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