クレオパトラの夢

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575234831
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

追い求めているものは「伝説」なのか?北国の街に交錯する、密やかな思惑と駆け引き。恩田陸の無限のイメージが、遠い記憶を呼び覚ます。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1991年『六番目の小夜子』が第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に選ばれ、デビューする。その後、ミステリー、ホラー、SF、ファンタジーなど幅広いジャンルの作品を発表し、読者の熱い支持を得る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

107
【MAZE】で初めて知った、興味深いキャラ神原恵弥。今回の舞台は大好きな街、函館。そして「パートナー」は双子の妹、和見。謎の符丁「クレオパトラ」を巡って、今回は恵弥が彼女にに振り回されて、話は二転三転四転五…もう、頭がぐるぐる〜(^_^;)でも、私はこちらの方が現実的で、恩田作品にしてはオチもちゃんとあって(笑)面白かった。さあ【ブラック・ベルベット】はどんな世界が待っているのかな?2015/07/25

Yuna Ioki☆

76
1034-237-24 おしゃれ感はあるのだけれど物足りない。私にとっては恵弥はあまり魅力あるキャラクターではないし。。。「何かが足りない」そんな小説。さて、次作の「ブラックベルベット」はどうだろうか。2015/06/15

Mumiu

67
わたしはただただ「へえ〜?!」を繰り返すばかりだが、恵弥の深読みすぎにくすっとなったり、恵弥おばさんにも和んでしまう。北の町を舞台に実際に起こった史実を曲げずにこんな物語が生まれていたとは!!発表された年を見ると、正にタイムリーなネタだったことが窺える。「失恋したかわいそうな妹を慰めようとわざわざこんな寒いとこまで来たのに、あんたときたら。ほんと喰えないし、骨折り損て正にこのことね。」と恵弥のボヤきが聞こえてくる。2015/07/31

みっこ

66
前作『MAZE』のインパクトが強すぎて、ちょっと物足りなく感じてしまいました。でも双子の兄妹の心理戦は面白かった!あの恵弥を出し抜く妹…すごすぎる。妹を疑いつつも、なんだかんだ大切にしているのがよくわかります。多田さんの『ある時、ふとした拍子に、自分が歴史の重要なところにいるのを感じたかとはありませんか』から始まる文章がとても好き。自分の中にある、もやもやとした思いが明文化された気がする。これだから恩田陸作品はやめられないのです。2016/05/29

aki☆

52
恵弥シリーズ2冊目。不倫相手を追いかけ行った双子の妹を連れ戻す為北の地へ。しかし本当の目的は『クレオパトラ』?頭脳明晰な恵弥が妹に振り回され、その恵弥の推理に読んでいるこちらも振り回され…😅。最後の最後まで真相が分からず、そして前作同様予想外の真相と心地よいラスト。面白かった!恵弥の魅力が更に増してた(≧▽≦)。元カレ橘くんと縒りを戻せるといいね(^_-)-☆2019/07/06

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