真相

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575234619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

『半落ち』の著者が照らし出す「人間」と「犯罪」。

著者等紹介

横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1957年東京生まれ。上毛新聞記者を経て、フリーライターとなる。1991年『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作に。1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2002年に刊行した初の長編『半落ち』は、各種ベストテンで1位となり大ヒットを記録した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

71
五つの短編からなる作品。傑作短編集だと思います。事件の後が舞台となって話が展開していく内容です。特に面白かったのは村長選と過去に自分が犯した罪が複雑に絡み合うという内容の「18番ホール」です。疑心暗鬼になっていく主人公の心理描写が秀逸で手に汗握る展開でした。ラストは救いがなさ過ぎて軽い放心状態になりました。どの作品も短い上に読みやすいのですが内容が濃いという点が横山作品の凄さを感じます。登場人物の会話を通じて詳細な人物描写が出来ている点も素晴らしいです。2018/05/08

Satomi

55
知らなくてもいい、むしろ真実を知らない方が幸せな事ってある…。犯人が捕まる、事件が解決する、罪を償う…事件の裏側にある『真相』とは…!?!?。意思とは関係なく真相にたどり着かされてしまう主人公たち。ラストに待つ衝撃の真相、後味の悪さを堪能できる珠玉の短編集!!2015/04/02

ミーコ

47
久しぶりの横山さんですが 安定した文章で最初からすんなり物語に入り込めます。しかしどのお話も 重く苦しい気持ちに・・・。1番印象に残ったのは「他人の家」捨てる神も有れば拾う神も… 希望の有る終わり?と思いましたが、人生そう甘くない。「18番ホール」は過去の犯罪が心底にある為 疑心暗鬼になり自分で墓穴をー。1番読んでて しんどかったのは「花輪の海」こんな暴力が許されるのか❕と胸が悪くなりました。どれも読後感は悪いですが 横山さんだけあって読ませます。未読の作品は全て読んでみたく思います。2018/05/06

こうじ

47
⭐️⭐️⭐️3/5 5つの短編でした。どの話にも誰にも言えない十字架を背負って生きているお話でした。その十字架を隠す者や償う者、この為に人を疑い殺人や自殺等あまりスッキリした感じにはなれなかった。真相を知らなかった方が良かったのか?正直に生きるのは難しいってことなのでしょうか2015/05/06

へいっち(ت)♪

44
5話の短編。10年前に息子を殺した犯人が逮捕された。そして明かされる息子の本当の姿とは…。村長選に出馬する男のどうしても当選しなければならない理由とは…。事件の真相には救いがあるのか!?短編だけど読み応えあり。好みの作品。2015/04/21

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