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双葉新書
日本の空を誰が守るのか―中国と北朝鮮を黙らせるための防空論

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575153828
  • NDC分類 391.38
  • Cコード C0295

内容説明

平成23年度の「防衛白書」は中国の軍事活動に言及した。中国経済は外資の導入によって世界第2位の経済大国に成長したが、その経済力に裏付けされて軍事力が膨張し、日本の脅威となっているのは当たり前だといえる。戦後、日本安保に頼り切った経済大国・日本が、無為無策のまま軍事力を削減し続けてきた「つけ」が今出てきている。今まではバランスをとってきた自衛隊も、継続した防衛予算・人員削減と装備近代化の遅れで相対的に戦力低下をきたしているのである。

目次

第1章 日本の空は侵略されている
第2章 新防衛大綱の通知簿
第3章 日本の空軍力の実態
第4章 戦闘機乗りが見た戦闘機の実力
第5章 侵犯され放題の日本
第6章 中国の脅威を検証する
第7章 北朝鮮のミサイルは怖くない
エピローグ 自分の国は自分で守る

著者等紹介

佐藤守[サトウマモル]
1939年樺太生まれ。軍事評論家。元自衛隊空将。防衛大航空工学科卒(第7期)後、航空自衛隊に入隊。戦闘機パイロットとしてスクランブル任務に就く。外務省国連局軍縮室に出向。三沢・松島基地司令、南西航空混成団司令(沖縄)を歴任し、平成9年退官。総飛行時間約3800時間。現在、岡崎研究所理事・特別研究員、国家基本問題研究所評議員、史料調査会評議員、「チャンネル桜」コメンテータ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マーム

75
元自衛隊空将による国防論。タイトルには「日本の空を」とありますが、海の守りにも言及しています。現行の自衛隊法下では、平時の領空侵犯に対しても直ちにスクランブルをかけ、しかも場合によっては武器も使用可という航空自衛隊のような処置は、海上自衛隊にはできないという現実。この国の守りのためには正面装備だけでなく法整備も急務なのです。今後の航空戦力の実力発揮の場は、策源地はもとより、テロ集団などの拠点を空から攻撃する地上に対する航空攻撃任務になると説きますが、いざという時の実施可能性は体制からして皆無と思われます。2012/08/23

Teo

0
文学作品でもないのに本の冒頭が「その平成23年度の・・・」で始まった時は大いにとまどったが、著者が空自のパイロットだった事から現場に関する部分は面白い。防衛戦略の大枠に関する話はやはり江畑謙介がピカイチだったと思う。2011/10/24

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