ふたばらいふ新書<br> いのちの器

ふたばらいふ新書
いのちの器

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 325p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575152326
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0276

内容説明

脳死は本当に人の死なのだろうか。そして、臓器移植は本当に人に幸福をもたらすのだろうか。いま、急激な変化をとげようとしている“日本の死”について、実際の事件現場取材を通してもう一度考える渾身のドキュメンタリー。

目次

第1話 生贄の針―安楽死事件
第2話 悲の思想―尊厳死事件
第3話 祈りの家族―ドナーとレシピエントの手紙
第4話 奇跡―ある少女の生と死
第5話 死、その先にあるもの―長渕剛の旅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巻野仁朗

0
私は五体満足、発達障害以外は健康だ。それだけに病気や死の問題については全く、対岸の火事のように考えている。特に心を揺さぶられたのは、難病に苦しみながらも臓器移植を受けない生き方を選択した女性の話だ。生まれた時から極限の人生を生きてきただけでなく、生死を巡る問題によって露にされた人間の悪意も目の当たりにしてきた。それでも、強い母と一緒に強く生き、著者の高山氏やアーティストの長渕剛とも交流を持って、生を輝かせている。生死の問題を前にして美しく生きる人間とそうでない人間の物語、一読して良かった。2016/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/799981
  • ご注意事項