目次
第1章 キムチ入門(キムチとは何か;朝鮮の漬物 ほか)
第2章 朝鮮半島のキムチ(キムチの歴史;キムジャン考 ほか)
第3章 日本のキムチ(朝鮮料理と日本人の評価;日本のキムチ史 ほか)
第4章 キムチ余話 唐辛子の渡来説を疑う―東アジアへの伝来と普及(日本への伝来と普及;朝鮮への伝来と普及 ほか)
著者等紹介
佐々木道雄[ササキミチオ]
1947年、岩手県盛岡市生まれ。山形大学文理学部卒業。会社勤務の後、食文化史の研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐久間なす
41
朝鮮半島でのキムチ歴史や日本でのキムチの歴史。それと唐辛子はどのように朝鮮半島や日本に伝来したのかと、キムチにまつわる話が細かく書かれている本です。 いまや身近な食べ物になったキムチ。おいしいおいしいと食べるだけだったものに、こんなにも長い歴史があるとは思わず、とてもびっくりしました。 他の食べ物にもこのように長い歴史があるのか調べてみたくなりました。2013/07/14
梟をめぐる読書
13
朝鮮半島の食文化を象徴する存在であるキムチだが、南蛮から中国、そして日本を経由して朝鮮に初めて唐辛子などの香辛料が持ち込まれたのは17世紀のことだというから、じつはその歴史も比較的新しい。さらに赤唐辛子や大蒜、塩辛で漬け込んだ「赤色のキムチ」が発展したのはもっと間近の19世紀以降のことで、日本に「朝鮮漬け」として伝来したキムチもまた、その時点(1900年前後)ではあくまで白いものだった。日本のキムチが真っ赤に染まったのはなんと最近も最近、1980年代以降のこと。漬物の歴史ひとつとっても、認識の罠は潜む。2013/03/13
takao
1
ふむ2021/04/03