目次
1部 誤りながらいきいき生きる(おっちょこちょい人間の誤り研究;誤りゼロは健全か;誤りから人をみる;いきいき誤る;「正解」を考え直す ほか)
2部 ヒューマン・エラーに強くなる(思い込みエラーを克服する;うっかりミスを事故につなげない;自己モニタリング力をつける)
付録 事故事例を認知工学的に分析してみる
著者等紹介
海保博之[カイホヒロユキ]
1942年千葉市に生まれる。東京教育大学教育学部卒業。1968年同大学大学院博士課程中退。教育学博士。徳島大学助教授、筑波大学心理学系教授を、現在、東京成徳大学教授。応用認知心理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ことよん
1
第一部の内容が良かったです!気持ちが優しくなりました。2022/03/26
すいよび
1
格言・名言などの引用が随所に書かれていて面白い。誤りというものをあいまいに捉えた方がいいというのはなるほどと思った。なぜ誤るのかということを外的目標や内的目標、上位目標などの諸概念の階層的なモデルで説明されていて、このように考えるのかと勉強になった。2013/05/14
Takafumi Nomura
1
ぱっとしない表紙ですが、中身は面白い。「誤りゼロの社会は、人にとって絶対に不幸な社会である。逆に、誤りだらけの個人を誤り放題させる社会も、人にとっては不幸な社会である。謝りながら、おたおたしつつも皆がいきいき生きていけるくらいの社会がちょうどよい」とな。色々とヒューマンエラーについても書かれていて、ユーザインタフェースを考える参考になります。2012/09/23
Riko
0
図書館で借りた2017/04/29
west wine red
0
ヒューマンエラーについて新たな考えを得た。誤りに強くなるための知識が詰まっていてためになる。誤りに対して知識を付けることで単純に「間違えること」を恐れることがなくなるし、間違えたとしても正しく振り返り今後に活かしていくことが出来る。世の中の出来事には大体すべて正当な原因があるし、一つの現象にはいろいろな環境が関わっている。悪いのはあなただけではない。2023/08/18