出版社内容情報
「強制出費」「国策貧困」など貧困の本当の原因、欧州で貧困者が少ない理由、有効な貧困対策など、研究者と現場取材者が真摯に語る。
阿部 彩[アベ アヤ]
著・文・その他
鈴木 大介[スズキ ダイスケ]
著・文・その他
内容説明
日本の相対的貧困率は15.7%(2015年)にも上るが、日本には本当の貧困なんてないと言う人もいる。そんな人にこそ伝えたい現実がある。一時的にせよ「飢えた」状態に置かれてしまい、万引きをしなければ食べ物にありつけない貧困家庭の子どもは少なくないのだ。本書では貧困問題のリアルと本質について、社会調査とデータのエキスパートと、貧困家庭の現場を徹底して見聞きしてきたライターが語り合う。貧困への無理解に対抗するための本音対談。
目次
第1章 間違いだらけの「日本の貧困」
第2章 なぜ貧困を放置してはいけないのか?
第3章 誰が貧困を作っているのか?
第4章 メディアと貧困
第5章 精神疾患が生み出す貧困
第6章 地方の貧困と、政治を動かす力
第7章 財源をどこに求めるか
第8章 支援者の問題
第9章 貧困対策を徹底的に考える
著者等紹介
阿部彩[アベアヤ]
社会政策学者。首都大学東京人文社会学部教授。マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金、国立社会保障・人口問題研究所などを経て2015年より現職。専門は貧困、社会的排除、社会保障論
鈴木大介[スズキダイスケ]
1973年千葉県生まれ。文筆業。触法少年や家出少女などの取材を重ね『家のない少女たち』(宝島社)などを発表。41歳のときに脳梗塞に罹患し、高次脳機能障害を背負う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
おさむ
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