わが子に会えない―離婚後に漂流する父親たち

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わが子に会えない―離婚後に漂流する父親たち

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569831428
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

離婚後にわが子と会えなくなり、孤独感にうちひしがれる父親たち――。自らも当事者になったノンフィクション作家が描き出す人間ドラマ。

西牟田靖[ニシムタヤスシ]
ノンフィクション作家

内容説明

彼らはなぜ子どもに会えなくなったのか?年間20万組超が離婚する現代―。ある日、子どもたちと会えなくなってしまった父親が急増している。彼らが歩むそれぞれの人生を、自身も当事者であるライターが描く。

目次

ケ・セラ・セラ―二十数年来の不通 末期ガンの宣告と娘たちとの再会
再々婚でも―3度の結婚と4人の子ども。エリート会社員の半生
留置場に入れられる―不倫と不信感 心を病んだ妻とのすれ違い
官僚妻のネグレクト―子育てに興味を持てない母親とDV防止法の問題点
別れさせ屋の入れ知恵―どうにか面会を勝ち取るもDV加害者にされる
反撃のガサ入れ―義父母の家に帰省し、そのまま戻らなかった妻と子どもたち
どつき、どつき回されて生きてきた―熱血コリアン男性が捨てたプライド、取り戻した愛
支援組織の“善意”―DVシェルターの誤解?であわや家庭崩壊
訴えて、突撃する―子どもに会うために小学校へ押しかける父親
徒歩圏内の拒絶―実家から離れられない妻、子どもとの悲しき別離
元妻の逆襲―子を“連れ去った”不倫妻が法に守られる理由
子だくさんの末の破局―7人の子どもをもうけるも、生活にいきづまる
自衛隊員と異国の嫁―孫を母国で育てたがる義母との綱引き
奮闘する理由―同じ境遇に苦悩する親たちのために
気づいた男―暴力支配、妻子の失踪、殺意の果てに行き着いた場所
宗教とXデー―義姉と新興宗教。翻弄される娘の真意
妻が殴る理由―すさまじい暴力に悩み続けた誠実な夫、支える両親
息子の帰宅―父親を選び、家出した少年が司法に問いかけるもの

著者等紹介

西牟田靖[ニシムタヤスシ]
ノンフィクション作家。1970年大阪府生まれ。神戸学院大学卒業。等身大のニュートラルな視点を持ち味に、「歴史と記憶」「国境と国家」「家族」といったテーマに真摯に向き合っている。旧日本領のその後を訪ね歩いた『僕の見た「大日本帝国」』が2005年度の新潮ドキュメント賞候補作となる。2014年の離婚をきっかけに親権問題、虚偽DV、“逆DV”、シングルマザーなど家族問題へとテーマを広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きんばら いつき

27
もっと知られた方がよいと思う問題。片親の同意なしの連れ去りが合法で、取り返しに行く行為が違法なのはおかしい。また、証拠なしの証言のみでDV認定されるのも問題点を孕むのがわかる。男性の家庭参加を社会が求めるのであれば、家庭における男性の権利擁護や男性差別の廃絶はセットではないか?それに、これからは男性の専業主夫が連れ去る側になることも考えられる。同意なしの連れ去りを司法は保護するのではなく、連れ去った側も連れ去られた側もどちらも有利にはせず、親権について双方の話し合いの場を持たせるのが本来の役割では?2023/06/05

ルカ

19
突如、身に覚えのないDVを主張され、子供を連れ去られた父親が、こんなにいるとは。 虚偽DV、単独親権制度。全く守られない父親達。 早急に対応しなければならない問題だろう。2022/07/27

じょんたん

8
子どもを巻き込む離婚問題。どちらか一方だけが悪いということは無く、何も悪くない子どもが一番傷つく。いがみ合って一緒にいるよりも、別れて子どもと頑張るシングルマザーの姿は崇高なものだと思っていました。今回は父親側からの意見なので、新たな視点で読み終えることができた。2017/03/02

秋桜

7
様々な理由で離婚をして自分の子供に会えないのは辛いだろうな。DVなど全くなくても相手側の策略でDV夫になってしまうこともあるなんて驚きです。そんな夫婦の間に生まれた子供は、お母さんの洗脳で自分の父親を恨むのでしょうか。2017/04/14

ででんでん

7
DVと聞いて、イメージするものも、視点を変えると全く違うものになるのか…と思いながら読み進めたが、次第にひとつひとつの事例を読むことに疲れてしまい、後半は流し読みとなってしまった。疲れました。2017/02/19

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