PHP新書<br> 現代建築のトリセツ―摩天楼世界一競争から新国立競技場問題まで

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現代建築のトリセツ―摩天楼世界一競争から新国立競技場問題まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569830421
  • NDC分類 523.06
  • Cコード C0252

出版社内容情報

政治も経済も文化も、建築にはその時代の価値観がすべて反映される。街の見え方が変わり、社会の仕組みが見える現代建築ガイドの決定版!

松葉一清[マツバカズキヨ]
建築評論家

内容説明

ザハ・ハディド、キール・アーチ、デザインビルド…新・国立競技場をめぐる議論で飛び交った「現代建築」の固有名詞や専門用語。これだけ世間の関心を集めたのに、その歩みや作品の価値については知らないことばかり。そもそも現代建築の「現代」っていつから?モダニズムとポスト・モダニズムはどこが違う?超高層ビルは国家の象徴だけど、ショッピングモールはただの金儲けの手段?日本の現代建築の名作は、寿命わずか30年?丹下健三、磯崎新、安藤忠雄ら日本の建築家たちはなぜ世界から尊敬されるのか?本書を読めば、今日からあなたは現代建築ニュースの解説者に!

目次

基礎編―手ほどき現代建築(モダニズムってなんだろう;解題ポスト・モダン―「東京都庁舎」;「現代建築」の現在、二十一世紀を生き抜けるか;現代建築に功徳はあるか)
臨床編 現代建築は役に立つ(一番でないとだめ!―漂流する摩天楼 「国際経済」を知る;小よく大を制す?―都市伝説「住吉の長屋」 「現代美」を知る;開き直りコモディティ―モールの挑戦 「消費社会」を知る;グローバル化のなかのアイデンティティ―風土への覚醒 「地勢」を知る;景観創造のチップス―建築家の手を縛る 「景観問題」を知る;MOTTAINAI―壊してつくるだけが能じゃない;国家損失プライスレス―新国立競技場の顛末)

著者等紹介

松葉一清[マツバカズキヨ]
建築評論家/武蔵野美術大学教授。1953年、神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒。朝日新聞特別編集委員などを経て、2008年から現職。専門は、近代建築・都市史、現代建築評論。近代史の視点に基づき、21世紀の都市と建築のあるべき姿を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビイーン

23
違った観点から建築を眺めることができ、良い本だと思う。2018/09/23

おくりゆう

13
思っていた内容とは違ったのですが、建築と社会の関係、付き合い方、見方には一つの考え方としてなるほど、と思うところもありました。 また、写真入りで観に行きたい建築が増えたことも個人的には嬉しいです。2017/12/31

ハパナ

5
本書の殆どが現代建築というデザインの意匠に対する内容ではなく、都市計画に絡んで来る様な大規模公共・商業施設の建築背景情報が書かれています。読みが浅いからかもしれないが、他人の財布でフルコース料理を食べながら批判をしている様なスタンスに思え、個人的に読後感が良くなかった。 2016/11/06

Teo

2
近代までは権力がパトロンとなって巨大建築が建てられ近年までは企業等がパトロンとなって巨大建築が建てられた建築界が、遂に後ろ盾を失って思うがままの物が作れない現代では民衆の目線を気にしながらの建築になった。そのせいで無難な物かどこに意志決定があるのか迷走した物しか出現の余地が無い情勢を、現代建築家はどう応えて行けるのだろう。それには民衆に取説を理解して貰うのが良いのではないかと、訴えてる様に見える。その取説として建築とはどんなものかを著者の視点で書いている。2016/07/28

鯨、或は山田

1
トリセツ、というほど客観的ではない。現代建築を公共と商業の二項対立で見るのはいいけどなんかそこが主軸でもなさそうな感じ。2017/09/03

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