出版社内容情報
政治も経済も文化も、建築にはその時代の価値観がすべて反映される。街の見え方が変わり、社会の仕組みが見える現代建築ガイドの決定版!
松葉一清[マツバカズキヨ]
建築評論家
内容説明
ザハ・ハディド、キール・アーチ、デザインビルド…新・国立競技場をめぐる議論で飛び交った「現代建築」の固有名詞や専門用語。これだけ世間の関心を集めたのに、その歩みや作品の価値については知らないことばかり。そもそも現代建築の「現代」っていつから?モダニズムとポスト・モダニズムはどこが違う?超高層ビルは国家の象徴だけど、ショッピングモールはただの金儲けの手段?日本の現代建築の名作は、寿命わずか30年?丹下健三、磯崎新、安藤忠雄ら日本の建築家たちはなぜ世界から尊敬されるのか?本書を読めば、今日からあなたは現代建築ニュースの解説者に!
目次
基礎編―手ほどき現代建築(モダニズムってなんだろう;解題ポスト・モダン―「東京都庁舎」;「現代建築」の現在、二十一世紀を生き抜けるか;現代建築に功徳はあるか)
臨床編 現代建築は役に立つ(一番でないとだめ!―漂流する摩天楼 「国際経済」を知る;小よく大を制す?―都市伝説「住吉の長屋」 「現代美」を知る;開き直りコモディティ―モールの挑戦 「消費社会」を知る;グローバル化のなかのアイデンティティ―風土への覚醒 「地勢」を知る;景観創造のチップス―建築家の手を縛る 「景観問題」を知る;MOTTAINAI―壊してつくるだけが能じゃない;国家損失プライスレス―新国立競技場の顛末)
著者等紹介
松葉一清[マツバカズキヨ]
建築評論家/武蔵野美術大学教授。1953年、神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒。朝日新聞特別編集委員などを経て、2008年から現職。専門は、近代建築・都市史、現代建築評論。近代史の視点に基づき、21世紀の都市と建築のあるべき姿を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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