知能のパラドックス―なぜ知的な人は「不自然」なことをするのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569825496
  • NDC分類 141.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

IQの高い人はクラシック音楽好きで夜型人間が多い!?知能の正体を進化心理学の観点から解明し、成功との因果関係を論じた本。

内容説明

なぜ知的な人は「不自然」なことをするのか?進化心理学が解き明かす知能の正体!

目次

1章 進化心理学とは何か?
2章 人間の脳の本質と限界
3章 知能とは何か?
4章 どんなときに知能は重要なのか(あるいは重要でないのか)
5章 保守主義者より自由主義者のほうが知能が高いのはなぜか?
6章 神を信じる者より信じない者のほうが知能が高いのはなぜか?
7章 知能の高い男性ほど、1人の相手とだけつき合う傾向が強いのはなぜか?そして、知能の高い女性にそれがあてはまらないのはなぜか?
8章 朝型人間より夜型人間のほうが知能が高いのはなぜか?
9章 なぜ同性愛者は異性愛者より知能が高いのか?
10章 知能の高い人ほどクラシック音楽を好むのはなぜか?
11章 なぜ知能の高い人ほどたくさん酒を飲みたばこを吸うのか?
12章 なぜ知能の高い人は究極的には人生の敗者なのか?
13章 知能の影響には他にどんなものがあるか?

著者等紹介

カナザワ,サトシ[カナザワ,サトシ] [Kanazawa,Satoshi]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)准教授。ロンドン大学バーベック校名誉フェロー。専門は進化心理学。『サイコロジー・トゥデイ』誌ブログの草分け的寄稿者で、オンライン雑誌『Evolutionary Behavioral Sciences』の編集委員でもある。『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ワシントン・ポスト』紙、『ロサンゼルス・タイムズ』紙など欧米のメディアに広く研究を紹介されており、BBCのテレビやラジオ番組などにも出演している

金井啓太[カナイケイタ]
1982年生まれ。東京外国語大学(南・西アジア課程)卒。通信社ラヂオプレスを経て、2008年、翻訳者として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuji

9
★★★★☆なかなか面白い本でした。簡単に言うと知能(IQ)の高い人・低い人を様々な角度から見てその傾向を紹介しつつ、知能(IQ)は背の高さ・髪の色などと一緒で個人差のあるもので、人を評価する指標として使うものでは無いと書かれた本。人間の脳の考え方は何千万年前の人類となんら変わっていないことを現代人が映画やTVを見ていだく感情で証明出来ることや、性交渉の相手を選ぶ主導権は女性にあることなど、あ~なるほどと思った。2016/10/05

moto

7
進化心理学から知能が高い人の特徴と問題点などを解説してくれています。たまに論理が飛躍しているように感じる部分もありましたが、こういう説もあるという前提で読むと楽しめる内容です。 知能が高い人は、信仰心が薄い、夜型人間などの特徴があり新しいもの)に適用する能力が高い人が多いとのこと。 逆に昔からある普通のことである、友達作り、恋愛などを苦手とする可能性があるというのは意外でした。 人間はテレビと現実を区別できていないという仮説も面白かったです。(役者が演じているだけのドラマで涙を流したりするのはそのため)2019/05/26

T

5
面白かったなー。盲目的に信じるのは危険だが、「サバンナ原則」であれもこれも説明がつくと言われると、確かにそうだなーと思う。また、知能が高い=人としての格付け上位にいる、ではない、ということも自然に納得。でもやっぱり、知能の高い人が子孫を残してくれたほうが人類の未来は楽しそうだし、知能の平均水準が低下していくのはつまらないな。2016/05/09

はすのこ

5
良書。進化心理学の観点から、知能を説く。その結果、知能とは特質の一つにすぎない事に気づく。ホントに面白い本です。価値観が変わりそうですね。2016/01/23

mft

5
面白いことは面白いが、結論を急ぎすぎな感じがある。2015/09/08

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