出版社内容情報
欧米では当たり前の「電線地中化」の取り組みがついに本格化。日本が「電柱大国」になった社会的背景や地中化の効用、コストを説く。
【著者紹介】
衆議院議員
内容説明
この国には現在3500万本もの電柱があり、日本の美しい景観に大きな悪影響を及ぼしている。電柱の害はそれだけではない。震災時には倒れた電柱が人命救助の妨げになる。阪神・淡路大震災の被災者へのアンケートで、回答者の76%が、倒壊した電柱で被害に遭ったと答えている。欧米はもちろん、中国や韓国でも、無電柱化は確実に進んでいる。そして日本でもようやく、「無電柱化推進法案」が議員立法としてまとまった。無電柱化を推進する衆議院議員と理論面で支える社会経済学者が、「脱・電柱大国」への道を語る。
目次
序章 電柱林立国家・ニッポン
第1章 なぜ、「無電柱化」なのか
第2章 無電柱化の歴史
第3章 日本ではいくらかかるのか
第4章 政界における無電柱化の新たな展開
終章 意欲ある自治体とその技術
付録 無電柱化の推進に関する法律案
著者等紹介
小池百合子[コイケユリコ]
衆議院議員。1952年兵庫県芦屋市生まれ。カイロ大学社会学科卒業。アラビア語通訳を務め「ワールドビジネスサテライト」などでキャスターとして活躍。92年政界に転身、環境大臣、女性初の防衛大臣などを歴任。「クールビズ」の仕掛け人となる。現在、「無電柱化小委員会」委員長
松原隆一郎[マツバラリュウイチロウ]
社会経済学者。東京大学大学院総合文化研究科教授。1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。研究テーマは経済と街並み。「上を向いて歩こう―無電柱化民間プロジェクト」幹事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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