出版社内容情報
大日本帝国憲法こそ明治人が理想を掲げて勝ち取った「自主独立への最強の武器」だった! “真の憲法”の栄光と悲劇を明らかにする意欲作!
【著者紹介】
憲政史研究者
内容説明
西洋列強の脅威から日本を守るために、たった一人で三千人の敵に立ち向かった高杉晋作。強固な意志を貫きつつ「万機公論」を本気で実行しようとした大久保利通。早くから憲法こそが国家の廃興存亡を決すると見抜いていた木戸孝允。そして彼らの意志を継いで真に日本の歴史に立脚した憲法を制定すべく苦闘を重ねた伊藤博文と井上毅―幕末明治の日本人たちが上下一心となって勝ち取った大日本帝国憲法こそ、我が国の自主独立を守るための「最強の武器」だった。だが、しかし―。今、すべての日本人が知っておくべき歴史の真実。
目次
第1章 若者たちの幕末維新―なぜ志士たちは命を懸けたのか(憲法こそが国家の廃興存亡を決する―志士・木戸孝允の喝破;パーマストン卿VS幕末日本―世界の覇権抗争の脅威の中で;世界史の奇跡を現出した二人の男―高杉晋作と大久保利通)
第2章 かくて帝国憲法は産声を上げた―日本の歴史から導き出された最強の武器(激動する国際秩序の中の明治維新―異常な決意が運命を動かす時;近代日本は「五箇条の御誓文」から始まった―歴史に立脚した基本綱領;憲法とは歴史である―伊藤博文とシュタインの歴史主義)
第3章 我々こそ文明国だ!―帝国憲法の思想(我々は古来、文明国である―維新から五十年かけて実現した尊王攘夷;「自主憲法」論者の大いなる誤謬―帝国憲法を簡単に否定し去る愚;憲政の本質とは何か―憲法観の合意、憲法附属法、憲法習律)
終章 なぜ日本国憲法が駄目なのか―帝国憲法復活の呪文(ある強姦魔の寓話―なぜ、日本国憲法が日本国の憲法なのか;カルト的な八月革命説を流布した東大憲法学―宮澤俊義の詭弁と矛盾;日本国憲法の手続きで日本国憲法を葬り去れ―自主独立国への道)
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、日本近代史の泰斗でもある鳥海靖教授に師事し、同教授の退任に伴い同大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得満期退学。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かわうそ
出世八五郎
軍縮地球市民shinshin
ミナ
やす