ビッグチャンス―追い風の今、日本企業がやるべきこと

電子版価格
¥1,400
  • 電書あり

ビッグチャンス―追い風の今、日本企業がやるべきこと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569820354
  • NDC分類 335
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本企業、反転攻勢の大チャンス到来! 過去の栄光にしがみつくのはやめて、本物のガバナンス、人事制度、事業選択法を手に入れろ。

【著者紹介】
株式会社経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO

内容説明

グローバルゲームのルールを知り尽くした著者が、世界で勝てる人事・組織への切り替え方を説く。

目次

第1章 日本企業を蝕んできた成功という名の呪い(なぜソニーまでもが時代の流れから取り残されたのか;「株式会社ニッポン」の栄光と挫折 ほか)
第2章 今こそ呪いを解く最後のチャンス!(事業と機能と人材の新陳代謝は当たり前の日常ですか?;事業と会社、どちらを選びますか? ほか)
第3章 グローバル社員の年俸は市場が決める(コーポレートガバナンス強化論はうっとうしいですか?;四十歳で同期と一〇倍の給与格差がついても平気ですか? ほか)
第4章 グローバルエリートの育成を急げ(優秀な社員の転職を心から喜べますか?;欧米のトップクラスの人材を雇う力がありますか? ほか)

著者等紹介

冨山和彦[トヤマカズヒコ]
1960年生まれ。経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。ボストン・コンサルティング・グループ入社後、コーポレイトディレクション社設立に参画、後に代表取締役社長に就任。産業再生機構設立時にCOOに就任。現在、オムロン社外取締役、ぴあ社外取締役、中日本高速道路社外監査役、みちのりホールディングス取締役、経済同友会副代表幹事、財務省・財政投融資に関する基本問題検討会委員、内閣府・税制調査会特別委員、文部科学省・国立大学法人評価委員会専門委員、国土交通省・下水道政策研究委員会委員、経済産業省・新ものづくり研究会委員等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

89
多くの日本企業がこの20年、低収益に苦しんだ。国内経済の不調や円高による為替要因だけでこの長期低迷を説明することはできず、要因は『日本企業のカタチそのもの』だと説く。景気が上向いている今、こうした日本企業が元気を取り戻すのに必要なのは...➀選択と集中、②社員のマインドセットを会社ではなく事業に、③利益への執念.... ◆原因究明まではよかったんだけど、対策が弱い気がする。ありきたり過ぎるし、過日読んだ『選択と集中』は考えものとする向きもあるわけで、著者が言ってることが平凡過ぎてキラリとしないなぁ。2019/01/22

Kiyoshi Utsugi

31
出版された当時がもし追い風の今だったのだとしたら、2024年はどうなっているのだろうと、思ってしまいました。 追い風に乗って、昔の日本のようになったのか、それとも変わらぬままなのか。 個人的には変わらぬままじゃないのかなと思っています。 もしそうだとしたら、ここで言われていたことが出来なかったということなのか、それともここで言われていたことが的外れとは言わないまでも、これだけではなかったのではないのか? 前者であれば、何を変えなければこういったことは出来ないのか… ちょっと考えさせられる本でした。2024/04/06

The pen is mightier than the sword

3
著者は企業をGモード(global)とLモード(local)に分け、日本企業が世界的に繁栄するためにはGモードを志向すべきだとしている。Gモードは恒常的な変化に対応できる企業で選択と集中をしっかりとやり、撤退すべきときは果敢に実行する。一方、日本の会社の古い体制である所謂カイシャにいては能力の持ち腐れになりかねない。著者は新たなガバナンス体制を進めるべきだと考えているようで日本的な企業の課題を歯切れよく指摘し、話の進め方がテンポよく、面白く読むことができた。3412016/06/18

レーモン

2
日本の低迷の原因をあげているが、それは世界のどんな会社であっても同じではないかと考えられる。つまり、全ての会社が同様ではなく、グローバル環境に適合している会社がいくつもあるからだ。会社の目的は常に業績向上にあると思います。そう考えると状況に応じて変化させることは必然となるからです。では、業績を向上させる礎はといえば、やはり消費者が何を求めているかです。考えてみれば簡単なこと。だからこそ、シンプルで感動を伝えられる経営をしていかなければと思うのです。2014/10/13

二階堂聖

2
「要は儲かるか儲からないか、これが僕たちがやっているゲームの本質です」とビジネスをとらえて働いている人は読んでもいい。 のんびりそこそこで楽しく生きて行きたいんだけど・・・という人を許容できない社会になったら嫌だなと思った。 雇われ人としてはどこに行っても通用するスキルをつけるしか生き残れないよという話し。『今は従業員に求められる社内固有スキルと普遍的なスキルの割合が変化して、いいところ「5対5」、デジタル化による水平分業化進んだ業界では「3対7」くらいになった。(P235)』2014/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8160901
  • ご注意事項