経済学「七つの常識」の化けの皮をはぐ―アベノミクスで躍り出た魑魅魍魎たち

電子版価格
¥1,500
  • 電書あり

経済学「七つの常識」の化けの皮をはぐ―アベノミクスで躍り出た魑魅魍魎たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569807492
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

円高の何がどう悪いのか? 正規雇用のクビを斬りやすくすると、だれがどう得をするのか? 真正面から学者の定説を斬り捨てる一冊。

内容説明

インフレターゲットで庶民の生活レベルは急落!「国土強靱化」で弱体化する日本!日米エコノミストの嘘をあばく禁断の書。

目次

第1章 インフレ待望論は、貧乏人からかすめ取って金持ちにばら撒く「逆・鼠小僧経済学」
第2章 円安誘導論は、国民をいじめればいじめるほど景気が良くなるというサディスト経済学
第3章 マネタリズムは、あとから起きた事件が昔の経済に影響を与えるというSF経済学
第4章 ケインズ政策は、白馬に乗った王子さまがキスすれば眠り姫が目を覚ますというおとぎ話経済学
第5章 労働力市場を流動化させれば、若者の労働環境が良くなるというのはイス取りゲーム経済学
第6章 少子高齢化マイナス論は、若死にした人たちの霊が経済活動を担ってくれるというオカルト経済学
第7章 企業統合で経済が強くなるというのは、独占利潤大歓迎の利権経済学

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト。1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社などでアナリストを務める。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

46
円安でエネルギーや食品が値上がりしているのに、インフレ目標とか増税って嫌だなと感じた。本書はそんな私の主婦目線の疑問にも応えてくれた骨太の経済書である。全7章から構成されているが、意図的なインフレ推進策と円高誘導政策に半分近くが割かれている。インフレは貸手に不利で借り手に有利な経済環境であり、借金ができる一流企業や大手金融機関が儲かるシステムであると政策を批判している。後半は恐慌時代の米国経済の分析である。ケインズ学派とマネタリストの主張に関する比較分析は十分すぎる読み応えがあった。2013/08/06

T坊主

4
氏の意見に賛成。円安ですでに貿易収支は1年以上赤字。輸入品の価格高で庶民の台所はますます苦しくなっています。円安で輸出は伸びる???、15%の輸出の為に85%の内需が犠牲になる? おかしいのじゃない??喜んでいるのは誰なのでしょう。アメリカからの受け売りや真似をしてよい国になるのでしょうか??? 疑問符ばかりです。日本には日本にあったやり方があるはずです。現場経験のない学者、官僚は要りません。純粋な官僚、学者は四分の一にして、民間からの登用をもっと増やすべきだ。2014/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5605288
  • ご注意事項