PHPビジネス新書<br> 30代が覇権を握る!日本経済

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PHPビジネス新書
30代が覇権を握る!日本経済

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  • サイズ 新書判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569804989
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C1234

出版社内容情報



「働き盛り」のカネ回りが良くなり、努力が報われる社会へ。優雅な「団塊の世代」を甘やかすな……、スカッとする経済提言が満載。

【著者紹介】
経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO、パートナー

内容説明

「団塊世代」など、おカネに余裕がある高齢者の意見がまかり通る日本。一方、働き盛りの30代は、年金や介護、医療費の負担増を強いられ、上がらない給料をやりくりしながら苦しんでいる。このままでは日本経済の活力が完全に失われる!本書では、高齢化社会のための負担増を真っ向から否定。「おカネがある世代は、自力で生き抜く」ことを前提に、年金、医療問題のシンプルな解決策を提案。働き盛り世代のモチベーションが上がるアイデア満載の経済オピニオン書。

目次

第1章 若い世代の活力を甦らせるために―団塊世代よ「悠久の日本国民」の声を聞け!
第2章 塩漬け預金を社会に還元する方法―年金と医療の見直しで上の世代のストックを吐き出させる
第3章 日本人に合った税体系と働き方―労働市場改革で若年層へ雇用と所得を移転する
第4章 グローバル時代の人材育成―大学再生と格差解消のための教育システム
第5章 日本の強みを生かした成長戦略―医療とエネルギー分野でイノベーションを
第6章 リアル革命のススメ―近未来、いまの三〇代がこの国の覇権を握るために

著者等紹介

冨山和彦[トヤマカズヒコ]
経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO/パートナー。1960年生まれ。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役社長、産業再生機構COOを経て、IGPIを設立。数多くの企業変革や業界再編に携わり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

42
本書は高齢化社会による若い世代の社会保障費用の負担増を否定している。30代の世代がこれらの費用負担を強いられることで、日本経済の活力が失われているという。社会保障、医療、税制等の課題を世代間搾取による構造的な問題と捉えなおし、それぞれの解決策を提案しており、納得できる。一方でターゲットとされた高齢者、団塊世代からすると、犠牲や痛みを伴うため心情的には保守的になるだろう。ただし、著者が提案する論点は「国の未来のためになにができるか」であり、この視点を踏まえればどの世代が読んでも得るものがある。2013/07/26

Kiyoshi Utsugi

31
冨山和彦の「30代が覇権を握る!日本経済」 図書館でなんとも過激な題名の本を見つけたので、早速借りて読んでみました。 今の日本社会における深刻な対立軸は、世代間の対立として本書は展開されています。 「下山するなら自力で下りろ!」、「若い世代に負担を掛けるな」など、結構過激な書き方をされていますが、言われている内容はなるほどと思わせるものでした。2021/12/13

かしまさ

11
30代なので読んでみました。日本がどんどん儲からない国になってるように見えるけど実はお金が「ない」訳じゃなくて、たんまり貯め込んでおいて足りない足りない言ってる人が多いからなんだって。約1年前にマスク買い込んでた人たちと共通項を感じる。下山社会というネーミングは的確だね。少なくともこれから登る人の邪魔はしないでほしい。2021/07/14

リョウ

4
これから退場に向かう団塊世代ではなく、数十年後まで責任を持たなければならない30代こそがこれからの日本の行く末を決めるべきという。何もが硬直的になって何も変えることができないように見えても、何かの危機があれば意外なほどすんなりと物事が動いていくというのは何となく分かる。これからの5~10年がそのタイミングということらしい。2013/02/28

He

2
何だかタイトルで損をしている本だなって思いました。この本は知り合いにプレゼントしていただいた本だったため、読み始めました。最初は何だか過激な意見で嫌だなって思っていたんですが、読み進めてみると思いの外、面白い。この本は現状の政治·経済のデータを参考にして、著者の冨田和彦さんの提言をまとめた本です。その意見はただ批判を繰り返すのではなく、解決策も提示しながら話を進めていることから「この提言の意図はここなのかな」なんて考えながら読み進められます。あっているかはわかりませんが、この本が読者に伝えたい本質を一言で2013/01/14

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