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PHP新書
理想の野球

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  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569802800
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

「勝負とは、読みである」「万人に通用する配球」……。サンケイスポーツが誇る試合評論「ノムラの考え」、遂に書籍化。

【著者紹介】
野球評論家

内容説明

野村克也の「ぼやき」は、理想と現実のギャップから生まれる。捕手、監督として、試合に勝つための理想を追い求めてきたからこその苦言である。「打撃は備えで8割決まる」「直球は二段構えで備えよ」「ボールカウントの性質を弁えよ」「適材適所は才能集団をしのぐ」…。普遍的な教訓と魅力的なエピソードに満ちた『サンケイスポーツ』の試合評論、「ノムラの考え」を遂に書籍化。田中将大やダルビッシュ有の分析、落合釆配やイチローへの批評も掲載。「誰にも負けない評論」を心がけてきた著者の注力が結実。

目次

第1章 2011年レギュラーシーズン公式戦
第2章 2011年クライマックスシリーズ
第3章 2011年日本シリーズ
第4章 2007年~2010年日本シリーズ
第5章 特別編・楽天、高校野球、イチロー

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年京都府生まれ。54年にテスト生として南海入団。65年に戦後初の三冠王に輝くなど、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回獲得。通算3017試合出場は日本記録。捕手試合出場2921試合は世界記録。70年より選手兼監督に。ロッテ、西武と移り、80年のシーズンを最後に引退。サンケイスポーツの専属評論家などを務めたのち、90年よりヤクルト監督。弱小球団を三度の日本一に導いた。阪神監督、社会人・シダックス監督を経て、2006年より楽天監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

298
中々理想の野球というのは難しいけど、野球の勝敗はほんの僅かの違いで別れる場面が沢山紹介されていて面白く読めた。やや楽天、阪神、ヤクルト、落合、巨人と偏っている感じはしたけど、こういう考えて野球する人って減ってきたように思う。2017/09/09

Hammer.w

19
野球の本質とは何かを考える。カッコいい便利なもの」が売れて、弱いものが消えていく。人間が育たない時代、人間形成に役立つのが野球。団体競技の努力。真剣勝負の中で失敗、未熟を見つけて、成長の糧にする。それは応援しているファンにも伝わり、自らを高めるために人生に活きている。ノムさん。素晴らしい本をありがとうございました。2020/07/30

再び読書

19
野村氏の捕手、監督としての基本的な考え方が最初に記されてある。投手は原点能力、バッターの4つのタイプ分け、カウントによる打者と投手の心理変化。それらの基本に則った実際の試合のポイントをわかりやすく説明している。バッテリーは+思考の投手と-思考の捕手が組む電池という表現にも納得出来る。それだけ捕手はグランド上での監督が故にあらゆる事に目配りをして、リードする必要がある。とても自分に出来る仕事では無い。「ひとつのストライクを取るのに2球を費やせ」今巨人の沢村に一番必要なコントロールを説いている言葉と思う。2013/10/05

あなご

16
ノムさんの野球の見方が分かる本でした。どの試合の解説もノムさんの考えが簡潔に書かれていて分かりやすかったです。過去の日本シリーズの解説も良く当時を思い出しながら読むことができました。配球について書かれているので配球図があればさらに楽しめたと思います。自分の野球の見方も変える一冊でした。2012/05/06

Kaz

15
野村監督(現在は監督では無いですが)の理論を実戦で説いてくれる、野村フアンとしては堪らない一冊。現役選手の攻略法や各チームの戦略、戦術批評なんかも聞いてみたい。野村監督、もう一度ヤクルトに戻ってきてくれないかなあ。2014/01/17

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