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出版社内容情報
なぜ「つわり」があるのか。なぜ子どもは野菜嫌いなのか。幸せを感じるときとはどういう時? 遺伝子の戦略を利用して幸せになる方法。
【著者紹介】
鳥取環境大学教授
内容説明
遺伝子が複雑にいろんなことをやっていることがわかってきたが、その複雑さに惑わされてはいけない。遺伝子は、遺伝子自身が増やえすいように「乗り物」をつくる。これが、遺伝子の本質、「利己性」の定義。本書は、ドーキンスの名著『利己的な遺伝子』の後、何がわかったか、丁寧に解説し、利己的遺伝子説から見えてくる生命像と人間観を楽しく語りかける。地球上で人間だけが、遺伝子のたくらみに気づいていて、それを利用した生き方も工夫できるのだと説く。
目次
プロローグ なぜ、今、利己的遺伝子説なのか
第1部 利己的遺伝子説とは何か(遺伝子とは何か;生命誕生の時点の遺伝子の状態;「自分自身を複製する」=生命体? ほか)
第2部 利己的遺伝子説から見た人間の行動(遺伝子は細部にわたって遺伝子自身が増えやすいような個体を作り出している;乗り物がつくられた環境の理解が大切;妊娠した女性の「つわり」 ほか)
エピローグ 遺伝子の戦略を利用して、個体が幸福になるためには(「幸せ感」につながる行動とは;狩猟採集時代の生活環境に適応した脳の性質を現代の生活環境にうまく合わせる;遺伝子の増殖に都合よくつくられた脳の性質を利用して幸せ感の持続につなげる ほか)
著者等紹介
小林朋道[コバヤシトモミチ]
鳥取環境大学教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。1958年生まれ。岡山大学理学部卒業。京都大学で理学博士号取得。動物と人間をめぐる痛快エッセイなどで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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inami
ヴェネツィア
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ま
富士獣