連合艦隊・戦艦12隻を探偵する

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569800455
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0030

出版社内容情報

当代随一の戦史研究家3名による、旧日本海軍の戦艦12隻についての鼎談。実はあまり語られていない、戦艦についての事実が明かされる。

【著者紹介】
戦史研究家

内容説明

太平洋戦争中、日本の戦艦は何をしていたのか?3人の歴史研究家が、各艦について詳しく検証。

目次

第1話 海軍の象徴、戦艦について(戦艦好きの子供たち;海軍将兵には軍艦マニアが少なかった? ほか)
第2話 金剛型戦艦四隻の戦い(砲撃が当たらない訳;アウトレンジ戦法の功罪 ほか)
第3話 よく戦った扶桑型四隻の戦艦(装甲艦から戦艦へ;軍縮時代の建艦技術 ほか)
第4話 海軍の象徴・「長門」と「陸奥」(超クイーン・メリー級;曲がった煙突が格好よかった「長門」 ほか)
第5話 世界一の巨大戦艦・「大和」と「武蔵」(軍縮の反動としての「大和」;大艦巨砲が優位の理屈 ほか)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930(昭和5)年東京生まれ。作家。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上、文藝春秋)、『昭和史』1926‐1945・戦後篇(毎日出版文化賞、平凡社)などがある

秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。歴史学者。東京大学卒業後、大蔵省入省。ハーバード大学、コロンビア大学留学を経て防衛研修所教官、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。平成5年度の菊池寛賞受賞

戸高一成[トダカカズシゲ]
1948(昭和23)年宮崎県生まれ。呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長。多摩美術大学卒業。財団法人史料調査会理事を経て、厚労省所管「昭和館」図書情報部長、呉市企画部参事補を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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18
某ゲームイベのお供に。日本海軍の戦艦を愛する方々が全く活躍させてもらえなかった戦艦、そして海軍への愚痴をひたすら語りつくす本。箱根駅伝のナイキシューズ見てても思うんだけど、やっぱり使い手がダメだとどんないい道具だっていきないんだよな…。海軍士官学校は成績優秀者を戦艦、あんまりな子は駆逐艦に乗せていくが、エリクサー症候群の海軍は軍艦を大事にしすぎ、ただ油を消費するままに浮かせているだけで、彼等にはまったく活躍の場もなく艦と共に疲弊し、沈んでいく。砲弾も大きくするより、まず当てなきゃというのも一緒だな…。2020/01/05

mass34

6
再読。子供の頃、日本の軍艦が世界一美しいと思っていたが、現代の護衛艦の合理的な形に比べて、ハウルの城みたいな艦橋に、最近違和感を持つようになった。とはいえ、「金剛」と「長門」は、いいなと思う。護衛艦に「ながと」銘は、付かないんだろうと思いつつ、先生方の雑談めいた話を楽しく読んだ。いや、でも今見ると、日本の巡洋艦・駆逐艦の美しさは今に通用するものがあると思う。2015/10/25

ゆき

5
だらだらと戦艦好きが話してるだけの本。金剛、比叡、榛名、霧島のこき使われ方について皆さんは「大和の使いどころに金剛出撃とかもったいねー」っていう意見でした。私もそう思います。死に場所を間違った例→大和・武蔵2014/09/15

しゅんのすけ

1
長門、陸奥、扶桑、山城、伊勢、日向、金剛、榛名、比叡、霧島、そして大和、武蔵、以上先の大戦を戦った12戦艦について半藤一利、秦郁彦、戸高一成の三人が語る。対談形式なので若干散漫な箇所もあるが、全編に昭和史を知り尽くした三人の専門家の戦艦愛溢れている。それにしても帝国海軍の戦艦の先の大戦での存在は悲劇という他ない。海軍の象徴として奉られながら兵器としては時代遅れで、見せ場らしい見せ場も作れないまま沈むしかなかった。2017/02/25

ホンドテン

1
図書館で。2016/12/29

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