心と脳に効く名言―言葉と測りあうために

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569798820
  • NDC分類 159.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

岡本太郎、小津安二郎、白洲次郎、開高健、寺山修司、尾崎豊…、心と脳に効く珠玉の名言について、気鋭の脳科学者が綴るエッセイ集。

【著者紹介】
脳科学者、理学博士

内容説明

「明日世界が滅びるとしても」「信を新たに」「イヤダカラ、イヤダ」…「ままならぬ人生」と向き合うための18の言葉。

目次

この酒を飲んだら(岡本太郎)―覚悟の言葉
友人だからだ(澁澤龍彦)―信じる言葉
明日世界が滅びるとしても(開高健)―生命の言葉
ひとは透明な軌道をすすむ(宮沢賢治)―願う言葉
平凡な世界の中に不思議を(中谷宇吉郎)―見つめる言葉
イヤダカラ、イヤダ(内田百〓(けん))―貫く言葉
一匹のむく犬の如く(夏目漱石)―自由の言葉
感傷を怖れる所に、誠実真摯はない(立原道造)―勇敢な言葉
長く追い求めた碧条揚羽が(岡潔)―発見の言葉
自分の置かれた、その中で(小津安二郎)―引き受ける言葉
信を新たに(小林秀雄)―命がけの言葉
命掛けで突っ立った(土方巽)―踏みしめる言葉
つかはれて踊るなり(中川一政)―意志ある言葉
僕が僕であるために(尾崎豊)―闘う言葉
プリンシプルを持って生きれば(白洲次郎)―耐える言葉
沈黙を測りあえるほどに強い(武満徹)―響く言葉
見捨つるほどの(寺山修司)―旅立つ言葉
さよならだけが人生だ(井伏鱒二)―生きていく言葉

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別研究教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gatsby

25
『心と脳に効く名言』というタイトルだが、他の実用的な名言集とは少し趣が違って、自分の気に入った言葉だけをさっさと斜め読みするというタイプの本ではない。茂木健一郎という人間の人生を通じて編まれた名言集であり、そこにとりあげられる言葉の深さと重みを感じる。それゆえに、自分でも時間をかけ、一つ一つの言葉の意味をしっかりと捉えて読む必要があった。「名言」を本当に自分のものにするためには、そういう時間が必要なのかもしれない。2011/09/05

Ryo

5
図書館にて目にとまり、パラパラ見て面白そうだったので着手。岡本太郎の「この酒を飲んでしまったら、死んでしまうと思え。乾杯!」に始まりかの有名な五言絶句の名訳「この杯を受けてくれ どうぞなみなみ注がしておくれ 花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」で終わる、茂木さんが選んだ名言18こが掲載。名言を集めたものは今多いと思うけどそこに選者の解説がついてるのが興味深い。前述の2つは元より、今回初見の澁澤龍彦の「その行為をすべて肯定する。友人だからだ。」や内田百けんの「イヤダカラ、イヤダ」は好き。尾崎豊の→2013/05/31

あちこ

1
わたし用に借りた本。重たい重たい水中から、手のひらですくいあげた微かな光。それがどれほど貴重で美しいものか、多くの人を感動させるのかを、切々と語っているわねえ。2015/08/07

明るいくよくよ人

0
名言がどのように、自分の心の中に像をなすかは、その人の経験とおかれた状況に依存するようだ。記載された名言が、とりわけ心に響いたりするし、逆にとても嫌だったりする。2012/08/09

乱読家 護る会支持!

0
@kenichiromogiさんは、Twitterにはえる文章を書かれますね。3つぐらいの文章を心に重ねると頭にクオリアが広がっていく。心に名言を響かせつつ、自分自身と向き合う時間を創ってくれます。2011/10/22

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