PHP新書<br> 強毒型インフルエンザ

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PHP新書
強毒型インフルエンザ

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569796925
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0230

内容説明

鳥インフルエンザの災禍が日本の各地で静かに進行している。問題の本質は、今後鳥だけにとどまらず、鳥ウイルスが遺伝子の突然変異を起こして、人の中で流行する人型ウイルスに変化して世界的大流行(パンデミック)を起こすことにある。鳥型から人型に徐々に変化しつつある兆候も認められており、いつ強毒型の新型インフルエンザに転じてもおかしくない。危機は本当に去ったのか。どれほどの健康被害、社会的影響があるのか。強毒型インフルエンザの現状を分析し、その行方を探り、対処法をまとめた。

目次

第1章 鳥インフルエンザはなぜ蔓延しているのか
第2章 ゼロからわかるインフルエンザウイルス
第3章 新型インフルエンザにどう対処するのか?
第4章 病原性別インフルエンザの傾向と対策
第5章 感染予防と自宅療養の準備
第6章 歴史から見たインフルエンザウイルス

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
共立薬科大学薬学部大学院修士課程修了。順天堂大学医学部大学院博士課程中退。アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員としてドイツマールブルク大学医学部ウイルス学研究所留学。国立感染症研究所ウイルス第3部研究員を経て、21世紀政策研究所シニア・アソシエイト。医学博士。専門は感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学。新型インフルエンザについての警鐘を鳴らすため、多彩なメディアにて活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かしまさ

10
新型インフルエンザについて、特に「H5N1型」と呼ばれる毒性の強い新型インフルエンザについて解説した本。スペイン風邪の30倍もの致死率になりうるらしく、プレパンデミックワクチンの常備などが進んでいない状況に警鐘を鳴らしている。パンデミックにどう備えるかの考え方は昨今の対コロナ状況にもそのまま使える。というか、冬になると流行するインフルエンザって元々は全部「鳥インフルエンザ」がオリジナルなんですね。鳥って付いてるから人間に関係ないものだと思っていました。油断できない。2021/02/09

Humbaba

6
科学が発達したからと言って,病魔が全て超伏されたかといえばそのようなことはない.それどころか,人の移動が簡易で制御不可能なものになったことから,パンデミックの危険は高まっている.今後起こる可能性の高い対象を知り,何が起こるのかをシミュレートすることは,機器管理として必要になるだろう.2013/02/14

プラス3

4
インフルエンザの怖ろしさは、その感染力にある。致死率が1~2%でも、感染者が多ければ死者も膨大なモノになる。弱毒型インフルエンザのスペイン風邪でさえ、あの死者数なのに、強毒型インフルエンザが発生すればどうなるかは、言わずもがな。新型インフルエンザは若者の死亡率が格段に高いというのがねえ・・・。2013/07/28

Kensuke Watanabe

0
Kindle Unlimited 元々のパンデミック本命はインフルエンザということで読んでみた。プレパンデミックワクチン、パンデミックワクチンをもっと準備しておくべきと思った。 コロナに囚われすぎず、インフルエンザへの備えもこの機会にするのが良さそう。 2020/08/11

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