中国、インドなしでもびくともしない日本経済―新興国市場の虚構を暴く

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569796505
  • NDC分類 332
  • Cコード C0030

内容説明

BRICsは本当に「希望の星」なのか?強欲欧米人、経済メディアにだまされるな!盛りを過ぎた「中華人民共和帝国」、いまだに飢えにあえぐインド…BRICs神話は欧米人がつくりあげた幻想だ!ハイパーインフレの犠牲になる哀れな子羊たち。

目次

第1章 中国はニセえり経済
第2章 インドは本当にインクレディブル(信じられない)!
第3章 サンバとサッカーの国、ブラジルは世界最古の新興国
第4章 権力の闇を象徴する、なんでもありのロシア
第5章 だれがなぜ、BRICsをほめそやすのか?
第6章 植民地化の本当のこわさ
第7章 中国は過剰貯蓄で過剰投資
第8章 中国「電力なき成長」の謎を解く
第9章 なに?中国が繁栄しても没落しても、困るのは日本だって?

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で、建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング・ホールディングス事業企画部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじさいかあさん

3
一度も植民地化されたことがないということが、いかに国としてのアイデンティティーを持つ上で貴重なことか。日本という国の感覚が他のアジアと全くちがう理由がわかった気がする。今まで考えたことのない視点からの示唆に目が開かれた思いがする。西欧のエリートたちの悪辣さ、身勝手さに気づかされた今、世界の見方が変わってしまいました。日本はひっそりと、自信を持って進んでいけばいいのですね。2013/03/21

copytomcat

1
インターネットの登場でマスメディアの虚構が明らかになり、なぜあからさまななウソが広がっているのかを考えさせる。白人と有色人種ではなく労働者階級・大衆と特権階級の対立であると本書は突き、労働者階級・大衆文化の先頭に日本文化が存在すると指摘する。2012/04/23

T坊主

1
全体を読んで何か納得させられる本。確かに欧米のエリートに世界が操作され、掻き回されいていると思う。幸いにして日本は植民地化されていない、欧米崇拝に洗脳されている人達は結構いるようですが。又欧米型のエリート主導社会ではなく、日本の知的エリートが勉強秀才、記憶力秀才で無能なのが幸い。しかし、しっかりした自覚を持った大衆が国全体を運営するからずっと平等性が高く豊かさを均等に分かち合える国になる。BRIC'sをほめそやす理由も分かった。過去5百年間続いた欧州優位の時代がユーロ危機が示すように大転換期だ。2011/10/16

Great Eagle

0
BRICSの脆弱な経済状況とその反対にある日本経済の強みと大衆社会を論じた本。面白かった。2011/07/23

kozawa

0
時間つぶしに。著書のタイトルほど過激なことを言っているわけではないけど、彼の今までの著書や言動からして信頼度は知れているという話もあるので、まぁ、その程度に。欧米知識人陰謀論過ぎるのもご愛敬、か。2011/06/15

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