内容説明
「生きること」が楽しいか、辛いか。人間にとって根源的な問いである。生きるのが辛い人は、無意識に問題があるという。心の底に堆積した憎しみの感情があるから、何をしても楽しくない。真面目に生きる以外に生きる方法がなくなる。辛いことがあって真面目に逃げた結果、真面目依存症になる。そのため真面目に生きているのに辛い。自己蔑視、自己憎悪、そして生への恐怖と苦しみに悩まされる。「苦しい」と叫ぶ人はどのような深層心理を抱えているのか。ありのままの自分を認めることの大切さを考える。
目次
第1章 なぜ、真面目に生きているのに辛いのか(ネクロフィラスな人、バイオフィラスな人;なぜ、相手を責めてしまうのか;うつ病者はなぜ人生を楽しめないのか)
第2章 自己蔑視の心理学(心理的に成長できない人;人生を振り返って考えてみる;神経症的な親の特徴;自己憎悪を外化する)
第3章 「苦しい!」と叫ばなければ、生きていけない人(「トップダウン・セオリー」と「ボトムアップ・セオリー」;「苦しい!」と叫ぶ人の深層心理;自己憎悪している人の心の中)
終章 生きていて楽しくない人の深層心理(「人生に疲れた」という人達へ)
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。73年以来、たびたびハーヴァード大学研究員を務め、現在、早稲田大学名誉教授。またハーヴァード大学ライシャワー研究所准研究員、日本精神衛生学会顧問。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」レギュラーパーソナリティとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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