内容説明
人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。つまり、「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。本書は、最新の老年精神医学の知見をもとに「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「もっと肉を食べてもいい」など、アンチエイジングの“新常識”を解説。いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?―。
目次
第1章 老化とは何か(若返る日本人;さまざまな老化学説 ほか)
第2章 メタボのウソ(やせると長生きできるのか;現代の日本人には当てはまらない? ほか)
第3章 クロード・ショーシャ博士のアンチエイジングメソッド(中高年以降のやせ願望の悪循環;体を若返らせることでスリムな体に ほか)
第4章 心の若返りの意味(人は感情から老化する;前頭葉の老化予防 ほか)
第5章 がまんは老化の元(ヘタな節制がかえって老化を進める;ダイエットすると飢餓レベルに近づく ほか)
第6章 日本人はなぜ若返ったのか?(島耕作と磯野波平;骨だけは老け込んでいる日本人 ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授、一橋大学経済学部非常勤講師、川崎幸病院精神科顧問。アンチエイジングとカウンセリングに特化した和田秀樹こころと体のクリニック院長。緑鉄受験指導ゼミナール代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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