井沢元彦の学校では教えてくれない日本史の授業

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569795232
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

内容説明

国譲り神話の裏側、武士誕生の秘密、徳川幕府滅亡の原因、大本宮発表の心理など、目からウロコ!の12講義。

目次

序章 日本史理解のキーポイント―なぜ学校の教科書では歴史は理解できないのか
第1章 なぜ、徳川幕府は滅亡したのか―貴穀賎金と鎖国から脱却できなかったトップリーダー
第2章 「大和朝廷」と「和の精神」の謎―日本人は「みんな仲良く」が好きなのはなぜか
第3章 桓武天皇と藤原氏は怨霊を恐れていた!―なぜ日本では敗者がこんなにも称えられるのか
第4章 武士が天皇家を滅ぼせなかった本当の理由―なぜ日本人は軍隊が嫌いなのか
第5章 なぜ、日本人は無謀な戦争に反対できなかったのか―危機管理ができない日本人の大欠陥

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する。独自の歴史観で、『週刊ポスト』にて『逆説の日本史』を連載中。92年度の一年間NHK『歴史発見』にレギュラー出演したほか、文化放送『ソコダイジナトコ』にレギュラー出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よしひろ

13
通り一遍の歴史に飽き飽きした人にとって面白い一冊。徳川綱吉は天才的な政治家だった。江戸時代はスピードを拒否した時代。佐賀藩の科学力が勝敗を分けた。面白い見方が続き、本質を突いているようにも思えてくる。これも一つの見方というスタンスも、持っておくこと。一方で多面的な見方の重要性が分かる。恣意的な見方の日本史からは脱却できる本。2016/03/20

オリーブ

11
日本史は単に面白いと言うだけではなく学校で何故歴史を学ぶ必要があるのかが書いてありました。歴史は過去の人たちが示してくれる過ちや危険について教えてくれる大切な史料で、現代に生きる私たちはそれに気づいて現在に活かして、私たちが向かうべき道標を示してくれるものだったんですね。教科書には日本が犯してきた過ちを隠すような表現で書かれている場合もあるのでそれを見抜く目も養うために何故こういう歴史があったんだろう?と疑問に思ってこれから日本史をみていきたいです。2014/07/26

黒木 素弓

9
おもしろ〜〜い!この歳になって日本史が面白いと思うなんて、落ちこぼれ高校時代には考えもしなかったことです。歴史の専門家ではない著者の推理も多いので、これが正しいかどうかは置いておいて、日本史を別の切り口から語っていて大変面白いです。2014/08/14

おっとぅ

6
此は此として、ぐらいに参考にするのが丁度。日本史の授業と銘打つには、範囲が狭過ぎるのでは無いだろうか。2017/07/09

スパイク

5
今まで点と点をつないだ様な歴史を大きな流れの中で考える事で幾つかの歴史の事例の矛盾点を解き明かしてくれる書籍。まず無信仰と言われていた日本人には怨霊、穢れ、言霊という信仰がありこれを起点とし、考察すると色々な事柄に説明がつくという考察です。常識を当たり前と考えず少し退いた目で見て再構築する姿勢が素晴らしく感じました。勿論、全てが正しい訳では無いだろうが、子供達が色んな考察を受け入れ、自分で考えられる様な教育が出来れば理想的ですね。2023/09/12

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