出版社内容情報
日本人の歴史意識と地政学から日本創生の視座を示す。未曽有の国難にいかに立ち向かうか? ベストセラー『世界を知る力』待望の続編。
内容説明
日本中の人々が、不安、苦悩、孤独感にさいなまれている。「日本は再生できますか?」―親鸞聖人の思想、幕末の志士たちの生き様、関東大震災の教訓…私たちの歴史を振り返ることで見えてくるものは何か。ユーラシア大陸東端に位置する日本の地政学的な可能性、そして「原子力という火」と対峙する近代主義者としての覚悟。「絶対他力」からはじめて自立自尊の大切さが浮かび上がる。いま本気で考えるべきことは何か。真の復興構想と新しいエネルギー戦略を掲げる『世界を知る力』待望の続編。
目次
はじめに 思考の再起動のために―根拠のない悲観と楽観を超えて
第1章 歴史意識を深めるということ―生命のつながりをどこまで認識できるか
第2章 日本人の魂の基軸とは―簡単にくじけない意思を想う
第3章 関東大震災に何を学ぶか
第4章 日本創生の目指すべき方向性―真の復興構想とは何か
第5章 新しい国家エネルギー戦略の考え方―原子力へのこだわりと新しいエネルギーベストミックスを求めて
おわりに 内向する時代の空気のなかでもう一度世界のなかの日本という視界で考えてみよう
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。調査部・業務部を経て、ブルッキングス研究所(在ワシントンDC)に出向。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、三井物産常務執行役員等を歴任し、現在は日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長。著書は『新経済主義宣言』(第15回石橋湛山賞受賞、新潮社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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