PHP新書<br> アメリカが日本を捨てるとき

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PHP新書
アメリカが日本を捨てるとき

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569779966
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0231

出版社内容情報

オバマ政権下のアメリカは日本を軽視しすぎてはいないか? 鳩山新政権誕生以降の日本とアメリカの関係変化についてその深層を読み解く。

●まえがき 
●第一章 鳩山政権のアメリカ離れ 
●第二章 日本を軽視するオバマ政権 
●第三章 日米同盟の行方 
●第四章 核抑止と核廃絶 
●第五章 中国の軍拡と日米同盟 
●第六章 米中関係のうねり

内容説明

日米安保条約は、日本の平和と繁栄を、半世紀にわたって担ってきた。ところが鳩山新政権が誕生して半年あまり、同盟に大きな疑問符が突きつけられている。民主党首脳は「日米中関係は正三角形」と述べ、核抑止保持の密約を白日の下にさらし、普天間基地の移転合意を撤回する。一方、鳩山首相の初めての日米首脳会談はわずか二十五分、米国メディアの関心は低く、米議会での扱われ方にも明らかな日本軽視が見られる。足並みの乱れが限度を超えたとき、「アメリカが日本を捨てる」という選択肢だけが残される―。

目次

第1章 鳩山政権のアメリカ離れ
第2章 日本を軽視するオバマ政権
第3章 日米同盟の行方
第4章 核抑止と核廃絶
第5章 中国の軍拡と日米同盟
第6章 米中関係のうねり

著者等紹介

古森義久[コモリヨシヒサ]
東京出身。1963年慶應義塾大学経済学部卒業後、毎日新聞入社。72年から南ベトナムのサイゴン特派員。75年サイゴン支局長。76年ワシントン特派員。81年米国カーネギー財団国際平和研究所上級研究員。83年毎日新聞東京本社政治部編集委員。87年毎日新聞を退社して産経新聞に入社、ロンドン支局長。89年産経新聞ワシントン支局長。94年同ワシントン駐在編集特別委員・論説委員。98年9月から中国総局長、産経新聞の31年ぶりの北京特派員駐在の責任者となる。2001年からワシントン駐在編集特別委員・論説委員。05年より杏林大学客員教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1962

1
標題はセンセーションですが、結論は?というか、記述されていません。 どういう条件が重なればアメリカが日本を捨てるのか?という期待をもって読んだのですが、日米、日中関係に関する変化に関する記述が主でした。 この中で、アメリカが中国を重視せざる得ない状況になっていることが記述されています。それは、軍事、経済における中国の発展が無視できない規模になったからです。 最近のオバマ政権の中国重視(日本軽視)の対応は、ニュースを見ていていやな感じを受けるのですが、日本軽視=日本は安心という所も有るのだと思います。2010/07/25

botti

0
日米同盟を否定的に考えてみると、また新たな世界が、見えてくる。何にしろ中国が世界のキャスティングボートである。2013/01/04

KJ

0
とかく日本という国は、アメリカの顔色を伺う姿勢から脱却する事が出来ない。鳩山政権が目指した「日米中の正三角形」一国のあり方をその国自身が選択する事は当然だが、あれよあれよという間に引きずり降ろされた。アメリカは決して日本が勝手な真似をする事を許さないだろう。日本自体も自立する気概を持たなければ、アメリカに捨てられないようにゴマをすることしか出来ない。しっかりとした状況分析と政策判断を可能にする組織面を含めたメカニズムを整備し、後追い的なリアクションではなく、主体的なアクションを取れる事が必要だろう。2012/11/25

Humbaba

0
自民党政権は総じてアメリカとの同盟を重視してきた.民主党は“対等”な関係をめざすために,今までの枠組みを変えようとしている.それによって,アメリカにとっての日本の存在が軽いものに変わりつつある.2010/06/15

けんけん

0
日米関係を少し詳しく知るために手に取ってみた本書。まあいろいろと考えさせされます。。2010/06/06

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